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[ jk side ]









その日の夜、Aちゃんに会いに行くことにした。









夜の0時









ナースステーションから離れたここの病室は、暗闇と静寂に包まれていた。









足音をたてないように、そーっとベッドを囲んだカーテンに近づく









いけないことをしている気がして、すごくドキドキした。




まぁ、実際やっちゃいけないことしてるんだけど。笑









チラッと中を覗くと、いつも枕元に置いてあるウサギのぬいぐるみを抱えて眠るAちゃんの姿









大人しそうな性格しといてウサギのぬいぐるみ抱いて寝るとか可愛すぎかよ…









意を決して話しかけると、『 へっ、 』と驚いてこっちを見たAちゃん









『 だ、誰…? 』









怯えた声を出す彼女を宥めるように









「 グク



向かいのベッドの 」









というと、









『 あぁ、あなたが…… 』









そう言って大きな目をさらに開くAちゃん






けど、途端に真顔になって
まるで怪しいものを見る目で俺を見つめた。









『 何の用ですか? 』









「 Aちゃんと話してみたくて 」









少しでも良い印象を与えるため、ニコッと微笑んだが






……どうやら逆効果だったらしい









Aちゃんの眉間に皺が寄った。









『 いま何時かわかってます? 』









「 わからない 」









時間なんてわかってる。



けど、表情を見て焦った俺は
” 現在時刻を把握せずに遊びに来ちゃった人 ”を演じた。









『 現在午前0時です 』









そう言ってスマホに表示された時間をわざわざこっちに見せてくれる。






……ご丁寧にどうも、









「 そうなんですね! 」ととぼけてみたが、









『 そうなんですね、じゃなくて。
私もう寝ますんで。おやすみなさい 』









と、一方的に話をぶった切られたので
しぶしぶ自分のベッドに戻った。









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だけど、チョン・ジョングク

諦めません!









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作者名:なぎーぬ x他1人 | 作成日時:2018年5月7日 12時

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