幸せを望んだ【服部平次】

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安室さんのその言葉に周りがシーンとなって、

「それどうゆうことや？もう1回言ってみいや」

平次お兄ちゃんのワントーン下がった怒った声がさらに周りの雰囲気を悪くさせた。

「いや、少しだけ気になりまして」

「お兄さんと美優さんはあまり顔が似てないと思いましてね…あ、もし不快な思いをさせたなら謝ります」

安室さんはそう言って平次お兄ちゃんの顔色を伺うように顔を見ているようにみえる。

やっぱり、似てないよね。

だって、ほんとの兄妹じゃないからだよね

なんて頭の中ではわかってるし、

それが現実で受け止めなきゃいけない事だってこともわかってる。

なんて考えてたら下を向いていたようで

少しでも平次お兄ちゃんを見たら涙が出てきそうになる。

「ほんまやで！めっちゃ不愉快やわ！！」

平次お兄ちゃんはそう言って私の頭に平次お兄ちゃんのお気に入りの帽子が私の頭に被せられて

「こいつは、俺の妹じゃ！」

そう言いきって私の腕を掴んでポアロを出た。

平次お兄ちゃんに手を引っ張られて走って、なぜか誰かの背中と重なって見えた





______________気がした。

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