幸せを望んだ【服部平次】

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私の声にコナンくんは驚いたように、

「あっ、ごめんなさい！こんな事言っちゃって…！」

あたふたと謝ってくるコナンくんを見て少しだけ冷静さを取り戻しつつ

『いや大丈夫だよ。私もなんかごめんね？コナンくん相手に怖いなんて言っちゃって…』

コナンくんの頭を撫でてアイスコーヒーを飲んで外を眺めると外はオレンジ色に染まっていて、

『そっくりだったんだよ』

私はぽつりと吐いていた。

ポアロには生憎、私とコナンくんとイケメン店員さんと可愛らしい店員さんしかいなくて

私の吐いた声は思った以上に周りが聞き取っていて

「え？なにが？」

コナンくんの声で私はコナンくんに振り返って

『さっきのコナンくんの顔が私が世界で一番嫌いな人の顔と重なって見えてね、怖いな…って感じたの』

そう言えばコナンくんは少し悲しそうな顔をして

「そうだったんだ…ごめんなさい…嫌な思いさせちゃって…」

なんて謝ってきたんだ。

コナンくんにそんな顔をしてもらいたかったわけじゃないから少しだけ笑って

『謝らないでよ〜？もう大丈夫だからね！コナンくんは笑顔の方がお似合いだよ』

「僕も笑顔の方がお似合いだと思いますよ？美優さん」

イケメン店員さんが私たちの食器を取りに来ながら私の顔をみて微笑んで言ったんだ

「僕も！そう思うよ！」

コナンくんも一緒になって私の顔を除いて笑った。

『ありがとうございます、なんか嬉しいです』

なんて言って偽りの笑みで笑ってる私は罪人か何かなのかなぁ。

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