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なんでこんな事をこの人たちはするの…

お母さんとお父さんを殺そうとしてるの…

そんな感情が入れ混じって、

『なんで…!なんでこんな事するの!!』

私はテーブルに置いてあったチャンネルを長髪の男に投げた。

長髪の男はチャンネルを拳銃で弾いて、

「これがお前の両親の定めだからだ」

それだけ言うとまだ息をしていたお父さんの髪の毛を引っ張り上を向かせて、

「おい、アドニスお前ガキが居たんだな」

お父さんはハアハアと苦しそうに息を吸い込んで、

『この子には手を出したら許さない」

お父さんはそう言って長髪の男の顔を殴って、
拳銃を取った。

お父さんは私の腕を掴んで玄関まで走った。

サングラスを掛けた男が追いかけて来て、

「待て!!アドニス!!」

そう言って拳銃を向けて来たのでお父さんも拳銃をサングラスの男に向けた。

『お父さん…!』

私の声にお父さんは優しく微笑んでくれた。

「大丈夫だよ、美優。怖いかもしれないけどね」

なんて冗談交じりの声で笑うんだ。


「あら、なにこの女の子?」

2階から綺麗なお姉さんが降りて来て、私の顔を見つめてきた。

「もしかして、アドニスとバイアの子供?」

私にはわからない事があった。

『アドニスとかバイアってなに?』

私の質問に綺麗なお姉さんは笑って、

「貴方にはわからない事よ。まあ、貴方のお父さんとお母さんのニックネームってとこかしら」

と、だけ言って微笑んだ。

「おい、ベルモットなに喋ってんだ」

さっきの長髪の男が唇から血が出ていて血を拭いながらリビングから出てきた。

「ジン、とりあえずこの子を逃してやってくれないか?」

お父さんは私の肩を抱き締めてその、ジンって人に頭を下げた。

私はジンって人を見ると目が合って、

「甘ったれたねぇな、お前は」

ジンは煙草吐いて靴で潰した。

「んなんだから、ヘルエンジェル達も助けられなかったんだなぁ」

ってクックッと笑って、

「とりあえず、お前を殺してからお前の愛しい小娘と話をしてやる」

そう言って拳銃をお父さんに向けてにやっと笑った。

お父さんはジンの肩付近を打った。

「グッ…ッ」

ジンが怯んだうちにお父さんは私を抱き上げて、

床に置いてあったペットボトルを私に掴ませて

「美優、逃げるんだ!」


『嫌だ!!お父さんといる!!』

お父さんは珍しく声を荒げて

「頼むから言う事を聞け!!」

そして、優しく頭を撫でて

「美優なら出来るよね?」

って微笑んで言ったんだ。

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IBU-00(プロフ) - コメント失礼します!ページ2のチャンネルとは、リモコンのことでしょうか?細かい所突っ込んでしまいすみません。チャンネルを投げるは表現としておかしいと思ったのでコメントさせていただきました! (2019年3月25日 19時) (レス) id: 23d97d04a6 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - れいかさん» れいかさんTwitterの方でもほんと、ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします!( ´罒`*) (2017年5月7日 13時) (レス) id: b0b7744ce0 (このIDを非表示/違反報告)
れいか - とても面白いですこれからも更新頑張ってください!!! (2017年5月7日 1時) (レス) id: 395b5bc953 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます!!面白いなんて…とっても嬉しいです(≧∀≦)是非、これからも温かい目で見てほしいです! (2017年4月30日 21時) (レス) id: b0b7744ce0 (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください(´∀`) 応援してます!! (2017年4月30日 20時) (レス) id: 11e14fe850 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おーかわ | 作成日時:2017年2月23日 21時

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