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「今日は無理だからね？！岸くんと約束してるし！」
平野 「ですよねー」
昨日は散々な思いをした。
女の子に冷たい目で見られて睨まれて
ヒソヒソと私の悪口を言ってる人もいたし
冷やかしてくるクラスメイトの男子も。
岸 「Aちゃん！」
「じゃあ岸くん来たから行くね」
岸 「紫耀とまわらなくていいの？」
「え？」
岸 「いや、紫耀と手繋いで歩いてんの昨日見たからさ」
「あー…紫耀モテるから、一日だけ彼女のフリしてたの」
岸 「そういう事か！いやーあんだけ廉のこと話してたのに紫耀でいいのかよ！って思ってさー！よかった！」
「紫耀はほんと友達だよ。恋愛対象外！笑」
岸 「けっこうお似合いだと思うけどなあ」
そんなこんなでグルグル校内をまわっているとあっという間に文化祭も終わった。
神宮寺 「この後文化祭の打ち上げやりまーす！全員強制参加なー！！」
片付けも終わり外も暗くなり始めた。
平野 「誕生日おめでとう。昨日のお礼とプレゼントで明日肉奢るわ！」
平野 「打ち上げくるだろ？」
「うん、行こうかな」
「先いってて？」
平野 「ちゃんとれん連れてこいよ！」
紫耀はれんの荷物が残っていることに気づいたのか
気を使ってくれた。
永瀬 「あれ、まだ残ってたん？」
「みんな打ち上げ行くって」
「れん居なかったから」
永瀬 「俺の事待ってたん？今また担任に呼び出されててん、先行っとってええよ」
「そっか、駅前のカラオケだって」
永瀬 「おん、さんきゅー」
「じゃあ先いっ…」
永瀬 「まって！」
「…？」
永瀬 「これ、誕生日プレゼント」
永瀬 「おめでと」
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作者名：おねむちゃん | 作成日時：2022年8月14日 1時
