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岸 ｢…あんな奴だったかなー。変わっちゃった。｣
あの後の話は全く頭に入ってこなかった。
ここあちゃんの行動、私には許せないし
なによりこんなに優しい岸くんのことをこんな顔にさせてしまうのも
れんの気持ちを踏みにじるようなことをするのも。
｢れんも変わっちゃったよ｣
・
神宮寺 ｢明日から2日間楽しむぞー！！｣
ついに文化祭は明日になった。
平野 ｢A帰ろー｣
｢ごめん！なんか担任に呼び出されてんの！｣
平野 ｢じゃあ下駄箱でまってるわ！｣
｢ありがとう！すぐ行くから！｣
担任のところへ行けばこの前のボロボロのテストについてこっぴどく叱られた
もう高校2年生で
来年には受験も控えてる。
れんはどこの大学行くんだろう
大学じゃなくて専門？
いや就職？？
どっちにしろ今のままだと離れてしまうのは目に見えてる
｢はやくしないと…｣
教室へ戻って荷物を詰めていると
ガラガラ
れんが入ってきた。
｢…｣
2人きりの空間が久々で…
この空気感に耐えられずそのまま教室を出た
永瀬 ｢まってや｣
｢…っ｣
永瀬 ｢この前は言いすぎた。ごめん｣
｢え？…あ、私こそ…｣
永瀬 ｢Aは悪ないよ。ほんまごめん｣
｢いいよ。もう気にしてないから｣
永瀬 ｢なあ前みたいに戻ろうや｣
永瀬 ｢お前おらな結構寂しいねん笑｣
｢まあ…戻ってあげてもいいけど…｣
永瀬 ｢ふはっなんやそれ！ずいぶん上からやなー｣
｢ふふっれんが素直に謝るの珍しいね｣
永瀬 ｢あのままは嫌やってん！｣
うれしい。
れんの彼女になれなくても
こうしてまた元通りになった。
｢紫耀！仲直り！仲直りした！｣
あの後、れんとは別れてすぐ紫耀のところへ走った
平野 ｢よかったよかった！誕生日間に合うんじゃない？笑｣
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作者名：おねむちゃん | 作成日時：2022年8月14日 1時
