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さっきのスタッフさんか
業界の人とあって、余計大事にできなくなった
事務所とメンバーには迷惑をかけるわけにはいかない
ここから逃げる方法を頭をフル回転させて考えていると、腕を引く力が強くなった
これはまずい、本当に車に押し込まれる
『…自分がなにをなさってるか分かってますか？』
「何って…ずっと好きだったアイドルの腕を掴んでるんです。この後ず〜〜〜っと一緒の時間を過ごすために。」
相手のもう片方の手が車の後部座席のドアにかかる
必死に抵抗するけど、小さなナイフが光を反射するたび力が奪われていく
誰か、通りかかって…
マスクを外して叫ぼうとした瞬間
「お兄さん、何してるの？」
彼からナイフを叩き落とし、私を胸の中に引き入れた
「！？なんで、ここに、ジェミンが…」
私が車から降りるところから全て見られていたみたいだ
JM「A、来るのが遅れてごめん。」
なんて王子様みたいなセリフを言って
JM「この事は事務所に話します。ここでこれ以上騒いだら今ここで警察を呼びます。分かったなら早く去ってください。」
そう言って足元に落ちていた小型ナイフを踏みつけた
ジェミン、怒ってる
私を抱き止める右腕は優しくても、もう片方の手が震えている
スタッフさんは、先ほどよりも大きな舌打ちをして車に乗り去っていった
車が見えなくなると、ジェミンは私を解放した
『ジェミナ、迷惑かけてごめん。』
JM「ん、まじで無事でよかったよ。僕もコンビニに用事あってよかった。」
寝て起きたら宿舎前なんだもん、コンビニ前で起こしてよ、と私の手を握りながらコンビニへ歩き出す
中に入っても、商品を選ぶ時もずっと手を握られたままだった
『…このままじゃ選び辛いでしょ？離していいよ、手。』
JM「…ダメだよ。これ以上Aに怖い思いさせるわけにいかないから。」
A震えてるよ、手
そう言ってもう一度、上から強く手を握り返された
宿舎に着いて、手を握られたままジェミンの部屋の椅子に座らせられる
ジェミンはさっきの件をマネヒョンに連絡しているようだった
部屋の一点を見つめながら、さっき起こった夢のようで夢ではない事実を振り返る
握られていた腕を見ると、少し跡がついていた
少し強めに擦っても、落ちない
JM「A。」
顔を上げるとジェミンに思い切り抱きしめられる
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りんごリラックス(プロフ) - Liliさん» 返信大変遅くなってしまい申し訳ありません！！！おでこを何回床にぶつけても謝罪しきれないくらい申し訳ないです…！！！！本当ですか…！！ありがとうございます！！これからも更新頑張ります☺︎ (2022年11月29日 0時) (
レス) id: 45fb9fd0f0 (このIDを非表示/違反報告)
Lili - ほんっとに世界観から作者様の文章から何からぜんっぶ最高すぎます泣 更新いつも楽しみにしてます！これからも頑張ってください！！ (2022年8月22日 21時) (レス) @page41 id: 8ebb469fca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごリラックス | 作成日時：2021年8月20日 12時
