偽善の私or本当の私 (ページ35)

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お酒が半分くらいなくなった頃

TH「ん、…ぁ、」

寝室から唸っている声が聞こえた

さっき凍らせておいたタオルを持って

寝室に向かった

『テヒョンさん、大丈夫ですか？』

TH「…っ、ぁぁっ…Aちゃ…」

『ここにいますよ、大丈夫ですか？』

頭のタオルを変えてあげる

すると

『っわ』

視点が逆転して

TH「…っ捕まえた…っ」

いや、もう今にも倒れそうなほど

フラフラしてるのに女性を押し倒してるんじゃないよ

お陰でタオルがずり落ちて

『冷たっ…』

タオルを避けると

『っ！？』

ぬるり、としたものが首を伝った

TH「、あったかいでしょ…？」

テヒョンさんの舌が

私の首を舐め回す

『…やめ、て』

TH「へへ、Aちゃん…」

目を見ると

整った顔立ちに見つめられてる

TH「…すき」

『え？』

TH「好き」

…真面目に捉えるな、私

熱にうなされてるだけ

『寝てください。もっと辛くなりますよ』

TH「ジミナじゃなくて…僕…じゃダメ？…」

私の首に噛み付いて

そのまま眠ってしまった

後で鏡を見たら

噛まれたところが真っ赤になっていた