偽善の私or本当の私 (ページ33)

今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:68,097 hit

33 ページ33

あの後

ジミンさんとマナオンニ達の所に戻って

真っ直ぐ、会社に向かおうとした

明日の、番組収録の準備しなきゃ

途中までタクシーで帰って

夜ご飯をコンビニで買うついでに

歩いて会社まで向かった

コンビニで

体温計がふと、目に入る

テヒョンさん、体調悪くなってないかな

まあ人がいっぱいいたらしいし大丈夫か

そのまま夜ご飯を買って

会社に向かう

顔を上げると

少し先にガードレールにもたれかかっている人がいる

なんか、苦しそう

近づくと、その人の正体が分かった

『テヒョンさん？！』

思ったより大きな声で叫んでしまった

TH「はぁ…はぁ…っ誰…？」

苦しそうな顔で見上げられる

『…Aです。大丈夫ですか？』

TH「…、Aちゃん、？」

『そうですよ。立てますか？』

TH「んっ、…ちょっと手、…かして」

手を差し出すとヨロヨロ立ち上がる

『タクシー呼ぶので宿舎まで「よかった」』

『え？』

TH「会えて、…よかった」

そう言うとテヒョンさんは

私に体重を預けて

意識を失ってしまった