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16:40
侑が声をかけた途端、誰かと話していたアラン達は慌てて部室に駆け込んでいった。
結「え、何事?」
侑「なんかアランくん達が誰か部室に連れ込んだんやけど?!」
わくわくしている侑ともぐもぐしている治の後ろから重い空気が近寄ってきて、結はその場をそっと離れた。
??「お前らそこで何しとんや。」
侑「き、北さん!??」
怖い顔の信介の後ろでは倫太郎がブツブツ言いながら歩いている。
信「何でまだ着替えてないねん。」
結「いや、それが尾白先輩達が部室に立てこもっとって入れんのです。」
倫「え、大耳さんまでロリコン?」
侑「何の話?!それ気に 信「お前ら先に体育館行ってギャラリーおったらすぐ帰れ言うとけ。」
侑「何でですか?!今日の練習無しですか?!」
信「後で言うから待っとれ。」
信介の有無を言わせない空気から2年は渋々体育館へ向かった。
今日は見学自体が禁止らしく、誰もいなかった。
…
16:44
「信介、顔が怖い。」
Aの目の前では仁王立ちの信介と正座して俯いているアラン達の姿。
信「Aは準備しとき。
で、お前らは何したんや。」
練「い、いやAさんを運んだだけです。」
信「どないして運んだ」
アラン「担いで運び … 信「女の子担ぐ阿呆がおるか(圧)」
「信介、うちは気にしてないけん構へんよ。あん時は仕方なかったさかい。」
ジャージを広げながら困ったように笑うA。
路「…A(感動)」
信「…今度から気いつけてやってや。特に
「「はい…」」
何とか一命を取り留めたアラン達。
「なあ先に着替えたら後輩ちゃん達びっくりせえへんの?」
手には背中に稲荷崎高校と刺繍が入ったバレー部のジャージが握られている。
アラン「確かに。アイツら何も知らんしな。」
信「ほな、最初はそのまんまで構へんよ。紹介してから着替えてもろてええか?」
「分かった。」
16:53
侑「北さん何するつもりなんやろ。」
倫「そういや、北さん部活来る前女子と歩いてた。」
結「もしかして彼女とか?」
倫「もう超美人。」
治「まじで?」
侑「見たいめっちゃ見たい!!!」
_ガララッ
信「待たしてすまんな。今日はお前らに大事な話があんねん。」
侑「あ!北さ…」」
体育館の扉が開いたと思ったら、若干青い顔のアランと練、路成。
と、珍しく楽しげな信介が現れた。
「「(蒼白)」」
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小花衣 淑乃(プロフ) - 萩さん» こんばんは。コメントありがとうございます!! そう言って頂けて嬉しいです泣 (2020年7月9日 22時) (レス) id: 3302889fe9 (このIDを非表示/違反報告)
萩(プロフ) - 続き楽しみです! (2020年7月7日 18時) (レス) id: 28ee4bfc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小花衣 淑乃 | 作成日時:2020年5月9日 2時