お年頃_炭治郎_2 ページ5
『Aさん、何か企んでますか?』
「なんで?」
『何か隠してる匂いがします』
「もう今日は稽古終わりにして甘味処に行こう」
『え、いいんですか?!』
喜ぶ炭治郎くんを連れて甘味処に来た。
『Aさん!Aさんのあんみつ少しください!』
目の前でちぎれんばかりに尻尾を振っているわんこ、いや炭治郎くん。
きたきた。
私の長年(先週思いついた)の夢が叶う時がきた。
「いいよ、ほら」
白玉の乗ったスプーンを差し出すと
さっきまでの威勢は何処へやら、
炭治郎くんは赤面し、固まってしまった。
「いらないの?」
『いや、、あのAさん』
「私が使ったスプーンは嫌か」
炭治郎くんの考えていることが分かった私はにやにやしながらさらに言う。
「そっかそっか。
私の使ったスプーンじゃ嫌よね。
炭治郎くんも男の子だものね。
『いや、嫌じゃないです!
でも、あのですね、、。』
必死に否定するも恥ずかしがっているのは一目瞭然。そっかあ、炭治郎くんもお年頃だもんね(悪魔)。
結局、私の粘り勝ちで炭治郎くんにあーん成功。顔を真っ赤にして頭から湯気を出しながら炭治郎くんはその日一日中、私にいじられていた。
『Aさんのいじわる!!』
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桜にゃんこ@crew(プロフ) - え、ヤバい最高…小花衣ちゃん神!? (2020年3月25日 15時) (レス) id: f7f2e0dcb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小花衣 淑乃 | 作成日時:2020年2月8日 10時