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朝のHRを終え担任が教室から出て行くと、クラスメイトが私を囲む。
1番に此方へ向かい私の机に手を付いて体を乗り出してきた女の子。私を映し出した大きな桃色の瞳は、きらきらと輝いていた。
名前は確か、
吹奏楽部に所属する女の子。
誕生日は5/29で、16歳。身長は152.8cmと小柄な体格で、運動が苦手。
可愛いものに目がなく、ゲームセンターに行ってはぬいぐるみを大量に取っているとのこと。最近の趣味はヘアアレンジ。家族構成は父、母、弟。
そんな彼女は私を見詰め、リップが塗られ艶のある唇を動かした。
「ウチの名前は天宮 璃々！なぁ、Aちゃんはどっから来たん？標準語っちゅうことは、東京かいな？あっ、好きな食べ物なに？教えてぇな。もしかしたら作ってこれるかもしれん！！」
マシンガントークとはまさにこのこと。
周りの人に質問をさせない圧倒的言葉の数。そしてなんといってもこの勢い。
周りからは「出た、天宮のマシンガントーク」「あの転入生、気に入られてもうたな」等の会話が聞こえてくる。
あぁ、なるほど。
このマシンガントークは気に入られたという証拠なんだ。
暫く口を開き呆気に取られていたが、ごほんと咳払いをし、質問に答えようと口を開いた。
マシンガントークにはマシンガントークで返せ私。
「えーと、天宮さんだね。私は宮城生まれ宮城育ち。標準語なのは、訛るのが恥ずかしいから。一応高1の頃は東京の方に住んでたよ。今は兵庫だけど。好きな食べ物は…うーん、そうだなぁ。強いて言うなら桜餅かな？よろしくね、天宮さん」
「！！おん、よろしゅうに！」
彼女は驚いた表情を浮かべていたが、私が手を差し出し握手を求めると彼女はふわりと笑みを浮かべる。
そして、力強く私の手を握った。
「Aちゃん、俺も聞きたいことあんねんけど！」
寄ってきていた男子が叫ぶように言う。それに乗っかり私も俺もと、周りの人達が頷き同調した。
もしかしなくてもこれは長くなる。
私の勘がそう言っている。
ちらり、後ろの席を見た。
彼は、机に突っ伏し眠っていた。
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甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - 空白さん» とてもお洒落で格好良い返信をありがとうございます。お体にを気をつけて、頑張ってください。 (2021年2月10日 15時) (
レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
空白(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» 甘蜜様、有難うございます。そのお言葉を貰うために書いているようなもの…なんていうのは言い過ぎでしょうかね。貴女の為にも、頑張ります。改めて、心を込めての有難うを貴女に。 (2021年2月10日 15時) (レス) id: 0456420c7b (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2021年2月9日 16時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白 | 作成日時：2021年2月3日 18時
