マネージャー希望です。 (ページ16)

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及川side

「まじで？！？！？」

「えっ！？Aちゃんって、あの50年に一

人の逸材の！？！？」

「岩泉さんなんでわかったんですか？！」

俺含むみんな、早口でまくし立てる。

「雰囲気。」

真面目顔でそう答えた岩ちゃん。

「たしかに只者じゃない感あったな！」

「じゃあ、早く練習始め

「先教えてよ～！！俺すごいファンなんだよ

ね！！」

その時俺は興奮していた。

岩ちゃんの言葉を遮ってしまうほどに。

見るからにイライラしている岩ちゃんに気づか

ず俺は続ける。

「フォームとか、サーブの仕方とかほんと尊敬

しかないし！ああぁぁ話しかけとけばよかっ

た～！」

「おい、及川いい加減

「てゆうか、岩ちゃんも気づいたなら教えて

よ～！俺こんなに

「くそ川うるせえぇぇーーー！！！」

体育館に岩ちゃんの怒鳴り声が響き渡ったのは

いうまでもない。