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4月8日 ページ4

昌暉くんが私の地元にやってきた。



私は実家を出て
2人でアパートを借りて住むことにした。


昌「んーーー。色々とありがとね。全部任せっきりにしてごめん」



「大丈夫。」



昌「これでやっと僕らいつも一緒にいられるね」


「ん。」


昌「幸せ。。」


そう言って、私の肩にもたれかかる
昌暉くんの顔は、本当に幸せそうな顔をしていたから
私も、これでいいんだとやっと思えた。



「ココア飲む?」



昌「飲む!!」



時々、昌暉くんは子どものように笑う。








「はい。お待たせ。熱いからね」


昌「ありがと」


そんな昌暉くんの顔を見ている時間が
私は何をしている時間よりも好きだった。



昌「何?僕の顔になんかついてる?」




「んーん」


昌「何さ。そんな風に見られたら、恥ずかしいよ」



耳を赤くする昌暉くんに
私はぎゅっと抱きついた。



昌「え?なになに?どうしたの?急に」



突然、抱きついた私にびっくりした昌暉くんも
マグカップを机に置くと
優しく抱きしめ返してくれた。



その身体は温かくて
大きくて
大好きな昌暉くんの匂いがする。





昌「たくさん、待たせてごめんね。」





「待たせすぎ。ばか」




昌「待っててくれてありがと」



「だいすき」





まだまだ、私たちは始まったばかり。

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作者名:虹空 | 作成日時:2021年3月25日 22時

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