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4月1日 ページ2

昌「今年も来たね。」


アパートにさいている満開の桜を
みながら君は優しく笑う。




昌「桜を見ると思い出すんだ。僕らが出会った時のこと」


ふわっと風が吹いて
舞う桜の花びらを
君は手を広げて子どものようにキャッチする。



「昌暉くんは後悔してない?私と出会ったこと」



昌「それは聞かない約束でしょ?」


「だって。時々、不安になる。昌暉くんはあのままDISH//を続けてた方が良かったんじゃないかって」



そんな風に言う私を見て
クスッと笑うと君は
優しく私の唇に自分の唇を重ねた。


昌「僕は今が幸せ」



「よかった。。」


昌「Aは?Aは幸せ?」


「幸せ、、、」


昌「よかった。。」



私たちは毎年、桜の木の下で
こうやって愛を確かめあう。




昌暉くんは



3年前



人気絶頂だったバンド


DISH//をやめて


今、私と一緒に住んでいる。







出会いは

私がDISH//のライブに行った帰り

駅のホームでたまたま会ったことがきっかけだった。

4月2日→←はじまり



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作者名:虹空 | 作成日時:2021年3月25日 22時

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