今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:3,029 hit
小｜中｜大
変わらない ページ3
_
「変わらないよ。今も。昔も。ずっと僕は…」
「そこに誰かいるのか？」
デイモンがなにかを言いかけていた。のか。もうその先は無いのか。どちらにも捉えられた。
城の者が見回りに来たから、私はデイモンの手を引いた。
「いけない、！逃げよう」
「何か言いかけた？」
見廻りを回避して、会場に戻って来た。
彼に確認を取ると、いや。何でもないよ。
なんて言って私に笑顔を向けるものだから私は
「そう。」
としか言えなかった。
そしたら急に笑いがこみ上げて。
「ふふ…」
「え？」
「本当になにも変わっていないから。」
彼の上の空な顔が可笑しくてもっと笑ってしまう。ちょ、笑わないで？なんて言いながら彼も笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白猫とみせかけてアルビノの黒猫 | 作成日時：2018年8月27日 22時
