浮気をされました ‐ another story -

な ページ4

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「……ん？」

侑「せやから、俺、浮気してん」

「どういう、こと？」









Aは本当にわかってなさそうに


唖然としてるけど


でも、もう俺には


何が本当かわからへん





俺かて


こんな風にして


言いたないよ


浮気なんてしてへんし


Aのこと信じたい






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侑「……ほんま、ごめん」

「謝る前に…説明が欲しいかな」

侑「すまん、キスした」





本当のことだけど


本当じゃなくて


自分がしてることも


言ってることも


全部Aを傷つけてることは


俺が一番わかってるけど





けど、そうしたのは


全部Aや







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「そ、なんだ…」

侑「…怒らんのか」

「い、いや、怒るっていうか…なんていうか…」

侑「ほかの女とキスしたんやで？」





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俺は



今ここでお前に





嫌だ、って言ってもらいたいよ



好きだ、って、伝えてほしいよ






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「私とは…どうするの？」



でもやっぱり現実うまくいかなくて


聞きたいことなんて聞けない






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侑「俺は、お前が好きや」

「え…」

侑「せやから、時間、くれんか？」





好きなのは、本当


けど


時間が欲しいのも本当






「うん、待つ…よ」

侑「ありがとう」






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その場にいるのがつらくて


走った


いや、逃げた


Aが今にも泣きそうだったのわかってた


それでも




あの場にいるのがつらかった






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