黄金の双眸2【twst】 (ページ24)

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そしてテスト当日、シェイドはアズールからもらった試験ノート片手に朝食のオムレツを食べていた。

頭の中はテストのことばかりで正直味がしない。うんうん唸っていると目の前にココアとフルーツとパンが置かれた。両隣に双子の兄と、向かいにアリスタとアズールが座る。

「励んでいますね、シェイド。しかしオムレツだけというのは栄養に欠けますよ」

「頭使うにもエネルギー使うんだから」

「はい、口開けてください」

「あーんしてぇ」

「もごっ」

パンを口に押し込まれ、飲み込んだのを見計らって今度はフルーツを入れられる。

「僕もう稚魚じゃないよ」

「ええ、知ってるわ。あなたは私たちのかわいい弟だもの」