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64 ページ16

「あの先生逃げられてんの？ウケる」


「そういえば防護服もやけにボロボロでしたね。もしかして日常的に引っかかれてるんでしょうか」


「ご明答。怪我してないだけ儲けものよね」


魔法生物の教師は穏やかな人物だ。餌やりや掃除といった世話を毎日丁寧にやっているものの いっそ絶望的なまでに懐かれない。


子持ちのドラゴンに火を吹かれていないのは間違いなく素質があるのだが、何故なのか。


「けぷ」


「あら、げっぷ出来たのね。それじゃあ先生のところに行ってくるわ」


「気をつけてね」


「ええ」

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作者名：クヴァール x他1人 | 作者ホームページ：なし  
作成日時：2022年10月2日 18時

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