居場所 ページ3
1月
私は寮に入った
選手のみんなは私のことをどう受け止めるのだろう
誰からも相手にされなかったら
私の居場所はどこにもなくなる
そんな不安を抱えながら、寮にいる先輩たちに挨拶をした
「ドラフト5位指名されました、AAです。守備はどこでも守れます。これからよろしくお願いします。」
そう言い、私は頭を下げた
沈黙が続く
私はこの空気が嫌で、恐る恐る頭を上げた
はぁ、
誰もなにも言ってくれない
やっぱり女の私なんて必要ないんだ
それに、ただの邪魔でしかない
そう思っていると、
亮「Aちゃん、よろしく〜」
優心「よろしく〜」
「…えっ」
亮「えっ、もしかして女やからとか思っとる?
そんなん関係ないから。一緒にがんばろな?」
「…は、はい!」
そのあとも、いろんな人に話しかけてもらった
よかった、私の居場所はあるんだ
主力選手は今、鎌ヶ谷にはいない
私は主力選手の方たちにも認めてもらえるのだろうか
そんな少しの不安を残しながら、私のプロ生活が始まった
明日から練習が始まる
今日は早く寝よう
明日、私の心が深く傷つくことを、この時はまだ知らない
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ありす #7(プロフ) - 雛月@どう頑張っても野球が足りないさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年1月14日 23時) (レス) id: 29fcddf324 (このIDを非表示/違反報告)
雛月@どう頑張っても野球が足りない(プロフ) - これから頑張って下さい!展開が楽しみです! (2018年1月14日 18時) (レス) id: 13913793ab (このIDを非表示/違反報告)
ありす #7(プロフ) - まりるさん» コメントありがとうございます!感想いただけて大変嬉しいです。これからも更新していくのでよろしくお願いします。 (2018年1月14日 15時) (レス) id: 29fcddf324 (このIDを非表示/違反報告)
まりる(プロフ) - このような感じの小説好きなので、更新楽しみです!頑張ってください! (2018年1月14日 11時) (レス) id: b47e72213e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありす #7 | 作成日時:2018年1月12日 21時