メモリー 35 ページ35
輪廻は最近あるものを見つけた。
「記憶関係の悩みを治します……！？」
「Hey!!輪廻にはバッチしだろ！？なんとか探してきてやったぜ！」
「………山田やるな」
「シー！！ここでは"マイク"先生な？」
………これなら、記憶喪失が治る。
私の苦痛な人生が普通の………
「今すぐ呼んで」
「Hey!!既に呼んでるぜ！来てくれリスナー!!」
ガラガラと学校の大きい扉を開いてやって来たのは………
あの０Ｐの女だった。
「わ、私神経操作なんです！輪廻さんのおかげでヒーロー科に………ありがとうございます！」
「それより、私の記憶喪失治せるの？」
「はい！記憶喪失を治すのは簡単です！」
そう言って０Ｐ女は私の頭に手を置くと、目を閉じて少しの電流を流してきた。
私はそれと同時に眠ってしまった。
ーーーーーーーーーーーー
「輪廻………さぁ、この椅子に座るんだ」
「？お兄ちゃんどうして？」
「………これはこの組の為だ。輪廻、俺はお前の為にもしてるんだ」
治崎はそう言って治智を無理やり椅子に座らせると、手足を固定した。
「お兄ちゃん怖いよ」
「………輪廻、お前の細胞を分けてくれ」
その一言と同時に治崎は治智に向かって注射を打った。
治智は痛みのせいで何度も気絶する。
だが、それは止むことは無かった。
目を覚ました治智が辛うじて見たのは………
「ちっ！………なんで輪廻の細胞は使えねぇんだ………」
大好きな兄が自分に対して絶望している顔だった。
この日からだっただろうか、兄を見る度に古傷が疼いて、胸が痛くなるのは。
「………お兄ちゃん………私は使えない子だったんだね。私は………家族のみんなに捨てられた理由がわかったよ」
私は無意識にそう呟いてたらしい。
兄は目を見開いて私の方を見ていた。
ーーーーーーーーーーーー
目を覚ますと、見知った男と女の顔が。
「ねぇー逞さーん。今の夫がねぇ？」
「浮気なんて悪い女だなぁ」
「和くん、また仕事なの？」
「忙しいんだ、輪廻のこと見てやってくれよ」
女は毎回知らない男を連れて、男は家族を見放して仕事。
唯一何も知らない少女は人形を抱き締めて、もの陰に隠れていた。
ひたすら誰にも接しないように………
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マリイ - 治崎廻大好き (2022年3月20日 7時) (携帯から) (
レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - あ、ごめんなさい、二個も同じコメント送っちゃいました。投稿ボタン連打していたみたいです。本当にごめんなさい。 (2018年11月12日 18時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - 素敵な作品ですね！期待しています！無理せず自分のペースで頑張ってくださいね！ (2018年11月12日 18時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - 素敵な作品ですね！期待しています！無理せず自分のペースで頑張ってくださいね！ (2018年11月12日 18時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白兎P＠ | 作成日時：2018年9月30日 20時
