メモリー 19 ページ19
人は色々とイベント的なのが重なると、なんだか慣れてしまうらしい。
「………山田それ取って」
「？おう！」
因みに山田とはプレゼント・マイク。
なんか、色々と(壁越し)話してるうちに何故か本名教えて貰った。
「………これ食べたら帰ってよ」
「？聞いてねぇのか？」
「？何が？」
何故かわからないけれど、この先を無性に聞きたくなかった。
いや、本当何故か分からないけれどほんとに聞きたくない。
「校長曰く、お前の親父さんが死に際に保護を頼んだらしい。それで、俺らがこっちに来たわけよ！」
「3食飯付き………最高物件じゃない。」
「あのさ、未来の生徒をこき使うってあんたらどうなってんの。それある意味体罰だから」
私はいつからこんなに人に慣れ親しんでしまうのだろうか。
………ダメだ。これ以上踏み込めば、この人たちまで………殺してしまう。
「………てか、あんたらの保護なくても生きていけるし。私は根っからヒーローしか目指してないから帰って。」
「あら、これ最近流行りの香水？あんた意外に女子力あるのね！」
「だから他人の家の物勝手にあさんな………………ん？香水？」
まて、私がまず香水とか買うような女じゃないのは自分で把握済み。
睡姉さん(無理やり言わされた)も初見、山田に至っては知らない顔、てかご飯食べてる。
「………あれ？あんたお兄ちゃんなんていたのね！今度会わせなさいよ！」
「！？お兄ちゃ………………」
居場所バレてるの！？
………これはやばいな。これ以上眠場所を取れられたら死ぬ。
………ここはプライドを捨てるしか………
「………マイク、私達は邪魔なようだし帰りましょう？」
「？ああ。………またなー」
「何察してんの！？………ま、待って」
くそ、顔赤いぞ絶対。
「………お、お兄ちゃんが………その、やばいやつだから………………ここに住め」
「………あら？おじゃま虫じゃ無かったのかしらー」
「うるさい………」
少しくらい………人と触れ合っても良いよね？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マリイ - 治崎廻大好き (2022年3月20日 7時) (携帯から) (
レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - あ、ごめんなさい、二個も同じコメント送っちゃいました。投稿ボタン連打していたみたいです。本当にごめんなさい。 (2018年11月12日 18時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - 素敵な作品ですね！期待しています！無理せず自分のペースで頑張ってくださいね！ (2018年11月12日 18時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - 素敵な作品ですね！期待しています！無理せず自分のペースで頑張ってくださいね！ (2018年11月12日 18時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白兎P＠ | 作成日時：2018年9月30日 20時
