メモリー 17 ページ17
さて、私は日記帳にて記憶を繋ぎとめてる訳ですけど………
「日記帳無くしたァ！！」
辛うじて覚えてる状態なのですが………
今は夜の7時。日記帳が買えなければ特待も忘れてしまう………
兄に何も知らずに戻されてしまう！
「………そう言えば、おばさんが余計に手帳買ってたのを………持ってた気が………」
私は急いで荷物を漁ると、少し古びた手帳を見つけ出した。
中は何も書かれてなかった。
「………取り敢えず覚えてる限り全て書き込もう。」
ーーーーーーーー
「で、できたぁ！………あれ？」
休みがてら紅茶を飲んでたら、異常な眠気が襲ってきた。
………誰かに薬を入れられたのかな？
いやいや………さすがに居場所まではわからないでしょ………
と、考えてるうちにいつの間にか眠ってしまった。
ーーーーーーーーーーーー
「おい玄野、輪廻の居場所はまだか」
「へい。………お嬢は居場所を変えてるようですぜ」
治崎と玄野は黒スーツの手下から情報を聞くが、一向に居場所を特定できないようだった。
ーーーーーーーー
目を覚ますと、白い部屋に寝込んでいた。
「………あれ、この本………」
私は何も覚えてないので、本を手に取ってビッシリと書かれた内容をなんとか読む。
なるほど………私は薬を盛られて、現在に至るのか………
「やあ！君が治智さんだね！」
「！？」
突然ベットの脇からぴょこっとネズミが現れた。
「君はどうやら寝る度に記憶をなくすって、先生から聞いてね！」
「………そうだけど……治しようもないし………」
「それで君を特待生として選んだんだよ！」
………え？それが理由？？
………でも、緑毛だって性悪男だって頑張ってるのに私だけ特待生として楽するなんて嫌だ。
てか癪に障る。
「私、特待生辞めます。普通の入試を受けさせてください」
「？どうしてだい？」
「私は周りの人が頑張ってるのに私だけ楽するなんて癪に障るんです。………だから一般入試を受けます。」
私はそう言って、家に帰ろうとしたら………
HAHAHAとムキムキでフィルターがかかってそうな笑顔が眩しいヒーローが入ってきた。
「君が治智少女だね！？」
「………そうですけど………」
眩しい。
何だか物凄く眩しくて見るに堪えない。
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マリイ - 治崎廻大好き (2022年3月20日 7時) (携帯から) (
レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - あ、ごめんなさい、二個も同じコメント送っちゃいました。投稿ボタン連打していたみたいです。本当にごめんなさい。 (2018年11月12日 18時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - 素敵な作品ですね！期待しています！無理せず自分のペースで頑張ってくださいね！ (2018年11月12日 18時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
ねじる - 素敵な作品ですね！期待しています！無理せず自分のペースで頑張ってくださいね！ (2018年11月12日 18時) (レス) id: b17a466711 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白兎P＠ | 作成日時：2018年9月30日 20時
