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いよいよ手術が始まった__
どうかお願いします。
成功してください___
手術が始まってから6時間。
ようやく手術中のライトが消えた。
お医者さんが出てくる。
「いちよう,手術はおわりましたが___
治っているかどうかはまだ分かりません。
明日,もう一度来ていただけますか?」
「もちろんです!」
その日の夜はまったく寝れなかった。
伊野ちゃんのことが頭から離れなかった。
そして次の日。
病院へと向かった。
「おはようございます。
有岡です」
「おはようございます。
来ていただき,ありがとうございます。
こちらへどうぞ」
部屋に案内される。
入る前にこう言われた。
「我々もまだ成功しているかは
わかりません。
有岡さんのほうが安心するでしょうから。
声をかけるときいつも呼んでいる呼び方で
声をかけてあげて下さい。
結果がどっちにしろ...
我々を呼んで下さい。
また耳をさわったりはしないで下さい。
長くなりましたが___
では,どうぞ」
ドアが開けられた。
「伊野ちゃん!!」
オレはその名をさけんだ。
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作者名:抹茶 | 作成日時:2016年9月27日 21時