オレの声．．．もう一度聞いてほしいよ．．．＜JUMP＞ (ページ3)

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ヤバいー！

遅刻だぁーっ！

有岡大貴，ただいま全力疾走中です。

っていっても毎日のことなんだけどね。

今日はいたジャンの収録。

集合時間は，９時。

今の時間，８時５２分。

ここからだとどんだけ急いでもテレビ局までは５分かかる。

仮に５分についたとしてもつくの５７分でギリギリなんだけどね。

そして今日は信号に１個ひっかかって６分で到着。

「．．．ぉはよー．．．。

　．．．？
　
　みんな，なにしてんの？」

みんなは伊野ちゃんを取り囲んでいた。

「大ちゃんやっと来た！」

涼介はそういつもあきれた顔で言うのに．．．

今日は何も言わない。

よっぽどのことがあったに違いない。

「ねぇ．．．なにがあったの．．．？」

知念がこっちを向いて，辛そうに言った。

聞いたのは衝撃的な事実だった。

「伊野ちゃん．．．。

　
　耳，聞こえてないみたい．．．。」

一瞬，時がとまった。