検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:193,352 hit

13 * ページ14









アキ「…で、何があったの?」






コトン、とお酒の入ったジョッキを置きながら
私に問いかけるアキは


昨日終わらせるって言ったばっかだよね?
と視線を送ってくる。






「いや、あの、…ね?」







私だって終わらせようと努力してるよ!
なんて叫べるわけもなく。


「後輩がSixTONESのファンだった」と言えば

「ふーん、で?」って冷めた返答。






アキ「そりゃファンはいるでしょ。」


「それは知ってるけど。」


アキ「もしそれが終わらせられなかった理由なら、あんたは一生終わらせられないよ。」







…ごもっとも。



少し呆れたようにそう言うアキに、そりゃそうだと納得する私。



でももちろん、理由がそれなけなわけがない。

そりゃ思い出したよ。
北斗のこと。


SixTONES好きなんです!って言われて、この人って説明してくれた瞬間

思わず口から名前こぼれ落ちたよ。



でもそれは、彼が夢を叶えてる証拠で
聞けて嬉しいって気持ちの方が大きかった。






確かに動揺はしたけど、

でも嬉しかったんだ。








アキ「じゃあ何、本人に感動の再会でもした?」








きっと冗談半分のその言葉に思わず
ぶっ、とお酒を吹き出しそうになる。

そんな私の反応を見て、まじ…?と目を丸くするアキ。





「いや!違うよ!会ってない会ってない。
………本人には。」


アキ「はぁ!?」





「じゃあ誰によ!」と机越しに肩を揺さぶられる。

まって、お酒と私の脳が危ないから!
なんて心の叫びはもちろん届かず。


ぐあんと揺れる視界。






「…ちょ、ギブッ!」




ほんとにギブ、と手を挙げれば
ピタッと止まった動き。


でもその分、言えと強く訴えるアキの目。









アキ「誰に会ったの。」


「…北斗の、」


アキ「北斗の?」


「…メンバーの、」


アキ「メンバーの?」









…ピンク髪の


と、口を開こうとした瞬間。









田中「Aちゃん?」









本日2度目、聞き覚えのある声と
揺れたピンクの髪。


でもお昼会ったときと違うのは

隣には目を丸く見開いた









北斗がいるという事。

14 *→←12 *



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (371 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1366人がお気に入り
設定タグ:松村北斗 , SixTONES   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まゆみん(プロフ) - 読みたいです (12月31日 9時) (レス) @page34 id: 66c22866d5 (このIDを非表示/違反報告)
anna - 続きが早く読みたいです!すごくドキドキするし、ちょっと苦しいです、、更新楽しみにしてます! (2022年10月31日 18時) (レス) id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 続き読みたいです。 (2022年10月30日 17時) (レス) @page20 id: 2bdb18e4ab (このIDを非表示/違反報告)
だいきゃん(プロフ) - りなさん» ありがとうございます!!不定期更新ですが、よろしくお願いします! (2020年12月20日 18時) (レス) id: b5a2ac4f1e (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - すごく面白くて一気見しちゃいました笑笑更新楽しみにしています!! (2020年11月29日 12時) (レス) id: 419554672b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:だいきゃん | 作成日時:2020年5月14日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。