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パシ、と頭に落ちてくる重岡の手。
と軽くなる体。
重岡「抱かへんわ。」
「へ、」
ゆっくりと閉じていた目を開けば、真上にいた重岡は横へと移動していて。
はー、と一息ついていた。
重岡「…シャワー浴びてくれば。」
「え?」
重岡「服は着れそうなの置いとくから。」
「風呂場は部屋出て左」と手で促されるけど、半裸状態の私には簡単に布団から出るなんてできなくて。
「…布団、巻いて行っていい?」
渋々と聞いてみる。
重岡「別にええけど。
なに今更恥ずかしがってんねん。」
「昨日いっぱい見とるわ」と重岡は言うけど、記憶のない私には見られた自覚なんてないわけで。
同期の重岡にほぼ裸を見られるなんて、…恥ずかしすぎる。
「…シャワー借ります。」
重岡「どーぞ。」
シーツで体を包みながら布団の下に無造作に落ちた服を拾おうとすれば、
「ええよ、そのまんまで」
と声が聞こえる。
その言葉に甘えて「ごめん」とお風呂場に向かった私には
重岡「…全部、覚えてへんのか。」
そう、前髪をぐしゃとした重岡に気付かなかった。
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咲夜(プロフ) - はじめまして!アイツと私の関係めちゃめちゃ好きです!楽しく読ませて頂きました!ぜひとも重岡くん目線も読みたいです!応援してます! (2020年5月24日 14時) (レス) id: 69f9812c1c (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします。 (2019年10月20日 7時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
だいきゃん(プロフ) - ふーか。さん» ありがとうございます!不定期更新でごめんなさい。最後まで頑張りますのでよろしくお願いします! (2019年10月19日 12時) (レス) id: dd465b5171 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - すごくよかったです。 続き待ってます。これからも頑張ってください。 (2019年10月19日 6時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
だいきゃん(プロフ) - 可愛川麗華さん» ありがとうございます、、そう言ってもらえるのすごくありがたいです!!どうかこれからもよろしくお願いします!!! (2019年6月4日 0時) (レス) id: dd465b5171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だいきゃん | 作成日時:2019年4月1日 23時