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「ぃ、ったぁ…。」
ズキっ、と感じた二日酔いの痛みに目を覚ませば
見えるのは見たことのない部屋と寝心地の違う布団と感じる肌寒さ。
そして横にはすやすやと寝むる、
「…重岡、？」
…いやいやいやいや。
まさか。
まさかないだろ。
重岡だぞ？
いやそんなワンナイトなんてそんなの。
カバっ、と布団の中を見れば裸に近い状態の私。
ちらっと横を見れば同じく半裸であろう状態の重岡。
…落ち着け、自分。
ゆっくり昨日の記憶を辿れば、見事にそれは重岡と飲んでる途中で途切れているわけで。
つまりこの状況を説明できるのは隣で眠るコイツしかいないということになる。
でも「私たちヤッた？」なんて聞けるはずもなく。
「…どうしよう。」
そもそも重岡が起きたらどんな反応すればいい？
1．付き合う
2．謝罪
3．逃げる
「よし。」
逃げよう。
そう思ってそーっと布団から出ようとしたその時。
重岡「…どこ行くん。」
「え、ぅわ…っ！」
聞こえた寝起きの声。
そしてお腹に回った腕によって、体はグッと重岡へと引き寄せられて。
重岡「おはよ。」
「…お、はよう。」
すぐ後ろから聞こえるおはようと
密着する体ににドキッとして、思わず固まってしまう。
重岡の腕が、直接肌に触れてるわけで。
これは、どう反応するのが正解…？
「…ぇっと、あの、」
重岡「なぁ、こっち向いて。」
「顔見せて」と重岡に向けてた背中は見事に反対向きにさせられて、目の前の重岡とパチッと目が合う。
んふ、なんて、上機嫌。
「あの、…重岡？」
重岡「ん？」
「あの、さ、」
何故か甘いムードの重岡。
甘くて、なんかこう、
とにかく甘すぎる。
そんな重岡に耐えられなくて、「…ごめん！」と謝れば
少し流れた沈黙のあと
「…は？」とポカンと開いた口。
「ほんとにごめんなさい！」
重岡「…お前、」
「まさか、…覚えてないん？」と言う重岡の眉には、シワが寄っていて。
「ごめんなさい。」
そんな重岡に素直に謝れば、
さっきの甘い空気とは一変。
流れるのは重岡の、少し不機嫌な空気。
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咲夜(プロフ) - はじめまして！アイツと私の関係めちゃめちゃ好きです！楽しく読ませて頂きました！ぜひとも重岡くん目線も読みたいです！応援してます！ (2020年5月24日 14時) (
レス) id: 69f9812c1c (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします。 (2019年10月20日 7時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
だいきゃん(プロフ) - ふーか。さん» ありがとうございます！不定期更新でごめんなさい。最後まで頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年10月19日 12時) (レス) id: dd465b5171 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - すごくよかったです。 続き待ってます。これからも頑張ってください。 (2019年10月19日 6時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
だいきゃん(プロフ) - 可愛川麗華さん» ありがとうございます、、そう言ってもらえるのすごくありがたいです！！どうかこれからもよろしくお願いします！！！ (2019年6月4日 0時) (レス) id: dd465b5171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいきゃん
| 作成日時：2019年4月1日 23時
