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「ん？」
最後、小さくなにかを呟いた重岡に「なんか言った？」と聞き返すけど
重岡「別になんも。」
と不機嫌なまま、自分のデスクへと体を戻した。
だから私も自分のデスクへと椅子を転がして戻れば、さっき離れたはずの重岡の気配をふっと感じて
どす、と顎が肩に乗っかった。
重岡「今日飲み行こ。」
「昨日も行ったのに？」
重岡「昨日はお前の慰め会やろ。
せやから今日は普通に。」
「普通にってなによ。」
重岡「普通は普通や。」
「じゃ、決まりな」とまた自分のデスクへと戻っていく。
半ば強引に決まった飲み会をこの後予定もない私には断る理由もなくて。
若干恒例になりつつある二人の飲み会を楽しみにしてるのも事実だった。
・
「ほんとにさあ！あの人なんなの。」
「あ〜、Aさんでしょ？」
トイレで聞こえてきた声に個室にいた私は見事に出れなくなって、静かに身を潜める。
そんな私に気付いてないその声は、止まることなく次々と出てくる悪口。
「重岡さんに媚び売ってほんとウザい。」
「つーかさっさと結婚しろよ。」
ごもっとも…。
なんて心の中で呟くけど、そんな相手はつい最近いなくなってしまったわけで。
できるもんならしたいわ！と言い返す。心の中で。
「でも別れたんでしょ？あの人。」
さっきとは変わった声のトーン。
それはどこかざまぁみろとでも言うような、嘲笑うかのような声。
「浮気されたんだって。」
ドクン、と心臓が鳴った。
「浮気相手、私の友達だったからさあ。」
「まじで！？」
世間って狭いんだなぁ、なんて。
女子たちが出て行く音を横耳にそんなことを考えた。
「…早く重岡と飲みたい。」
こんなとき、重岡と話したくなる。
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咲夜(プロフ) - はじめまして！アイツと私の関係めちゃめちゃ好きです！楽しく読ませて頂きました！ぜひとも重岡くん目線も読みたいです！応援してます！ (2020年5月24日 14時) (
レス) id: 69f9812c1c (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします。 (2019年10月20日 7時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
だいきゃん(プロフ) - ふーか。さん» ありがとうございます！不定期更新でごめんなさい。最後まで頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年10月19日 12時) (レス) id: dd465b5171 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - すごくよかったです。 続き待ってます。これからも頑張ってください。 (2019年10月19日 6時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
だいきゃん(プロフ) - 可愛川麗華さん» ありがとうございます、、そう言ってもらえるのすごくありがたいです！！どうかこれからもよろしくお願いします！！！ (2019年6月4日 0時) (レス) id: dd465b5171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいきゃん
| 作成日時：2019年4月1日 23時
