彼女はSixTONES

結局の話 ページ6

「北斗。」






松村「なに、どうしたの。」






「私今ひとり暮らしじゃん？」






松村「うん。」






「最近は毎日のように1人で夜ご飯を食べてるわけよ。」






松村「うん。」






「でね、ほぼ毎日料理してるから上達した気がするの。
あ、今度食べ来てね。」






松村「うん、行くけど。」






「それでね、ふと食べながら思ったんだよね。」






松村「なにを。」






「私ってどんな声してたっけ、って。」






松村「…は？」






「だから1人であーって声出したわけよ。」






松村「うん。」






「そしたらさ。あ、そうだこの声だってなったんだけど。
それがまた虚しいわけですよ。」






松村「…さっきからなんの話してんの？」






「いや、想像してみてよ！
私がひとりであーって声出してるとこ。」






松村「うん、アホだね。」






「アホっぽいでしょ？」






松村「ぽいというかアホだけど。」






「いや、断言しないでよ。
これでも大卒なんだから私。」






松村「ねえ、知ってるA？
バカとアホって違うんだよ。」






「そんなマジな顔して言わないでよ。
…ってそんな話をしてんじゃない、私は！」






松村「なんの話してんのよ、ほんとに。」






「いやまあ、つまりね？
たまには私ともご飯行ってくれって話ですよ。」






松村「いいけど、A忙しいじゃん。」






「私の話聞いてた？
ここ1週間、毎日家でご飯食べてるの。」






松村「だって先週誘ったらほとんど断られたけど。」






「違うよ、みんな誘ってくれる時期が一緒なの。
それで私が誘っても断る時期も同じなの。」






松村「なんでよ。笑」






「こっちが聞きたいよ。なんでなの？
まぁ、たまたまなんだろうけど。」






松村「今日は？夜。」






「ごめん、しょっぴーと約束しちゃった。」






松村「…なんなのまじで。」

しゃべくり007→←以心伝心ゲームで検証！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す