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ーラウールー
目「ラウ、今…音した？」
ラ「した」
資材室に向き直って、またドンドンと叩いてみる。
めめはサラちゃんの名前を呼びながら開かないドアノブを何度も回す。
なんの反応も返ってこないけど、確かに何かが当たる音がした。聞き間違いじゃないと思う。
向「めめ、ラウ！！」
息を切らした康二くんが走り寄ってくる。
目「下どう？」
向「ダメ、居ない。時間が時間だから一回みんな控え室に戻れってマネージャーから」
そんなのむりだよ
あの一度だけ聞こえた音が気になって戻りたくない。もしかしたらもうこの建物には居ないんじゃないかっていう絶望的な考えも認めたくない。
目「…この部屋なんなの？」
ラ「鍵が、」
あの音は中の資材がぶつかっただけなんだろうか
「なんか当たる音がしたんだよ、クソっ」ってめめが乱暴にドアを叩いた。
向「スタッフさんに鍵借りてきてもらおう」
康二がくんすぐにマネージャーさんに電話をかけて要件だけ伝えて電話を切る。
それを見てためめが「鍵、くるまで待てないかもしれない」とそう言って足を上げると、スニーカーをトンッとドアに当てた。
……え？
向「…まぁこの状況だから」
携帯をしまった康二くんも同じ体勢に。
……あぁまぁ
何もなければそれでいいし、その時の言い訳とかドアの修理とかそういうのはふっかさんにお任せするとして
ラ「……年上に従います」
俺のスニーカーもそこに並ぶ。
「「せーのっ！」」
めめと康二君の掛け声で、3人揃って右足でドアを蹴りつけた。
バンッ！て弾けるようなすごい音が通路中に響く
4回目くらいでガコンと音を立てて外れたドア
めめが最後に軽く一蹴りすると、ミシミシとゆるく隙間が開いた。
康二君がドアノブを握って、建て付けの悪くなったそこを力づくで押し開けた先は、想像していた場面ではなかった。
ラ「…………ぇ、」
もしサラちゃんがそこに居たのなら、バツの悪そうな顔をしてごめんねって言う姿で、ていうかそれしか想像していなくて
「…………っ、ゃだ」
こんな、暗い部屋で、泣きながら
床にへたり込んでる姿じゃない
見つけたかった人がそこに居て
それなのにすぐに体が動かなかった。
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黎音(プロフ) - 33人だったらどこかのグループ1人足りないかきむちゃん忘れ去られてるよ (2021年1月13日 9時) (
レス) id: 9cf40aceea (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 美紀さん» 美紀さんいつもありがとうございます。これからも頑張りますね｡ﾟ(ﾟ^o^ﾟ)ﾟ｡ (2020年7月30日 19時) (レス) id: 7b348994ca (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年7月29日 16時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ
| 作成日時：2020年7月21日 23時
