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ー目黒ー
目「えーっと…」
3人の視線が俺に集まる
どうしよう。サラの最後のロング姿を見に来たなんて言えるわけがない。
目「サラの体調が気になって…」
サラ母「あら。優しいわね」
目「メンバーなので」
サラ父「もうだいぶ良くなったよ。あの日帰ってきた時は心配したけど」
そう言って娘を見るサラのお父さんの顔が切なかった。本人は至って気にしてないように見えるけどそれは俺に気を遣わせないためだろう。
目「守れなくてすみませんでした」
「……めめ」
サラ父「謝らないで目黒くん。あの日はマネージャーさんも謝ってくれて、次の日は滝沢くんも来てくれて」
目「え」
「……お父さん。それ多分言っちゃダメなやつ」
サラ父「……すまん。聞かなかったことに」
「もう遅いよ(笑)」
聞いてないって顔してる俺に「他のメンバーには内緒ね」と言うと、サラに会いに来てくれた滝沢くんがご両親に謝罪をしたことを教えてくれた。
滝沢くんがそんなことしてたなんて…
サラ父「僕らとしてはサラが決めた道だからね。心配だけど見守ることしかできないから」
サラ母「そうね。でも本当に素敵な人達ばかりで…この子は幸せ者よ」
「自負しております」
サラ父「まぁ目黒くん。サラのこと頼むよ」
目「は、はい！」
サラ母「なんか今の結婚する時みたい…！」
「……お母さん」
目「違うんですか？」
「めめも乗らなくていい」
「「(笑)」」
笑い声が部屋に大きく響く。
それからは俺が知らなかったサラの話を教えてもらった。サラの人の良さは2人からたくさんの愛情をもらったんだなってのがよく分かる。
目「お邪魔しました。ご飯も頂いてしまって…」
サラ母「いいのいいの。また来てね」
目「はいっ」
サラ父「次はお酒でも」
目「是非！」
「もーお父さん(笑)」
目「(笑)お邪魔しました」
結構遅い時間になってしまった。
家の外でタクシーをサラと2人で待つ。
風でサラの髪がなびいて、そっと髪を撫でようと手を挙げると、反射して大きく揺れるサラの身体
……やっぱり
「めめ？」
目「お前、あの日なんかあったろ」
「……なんで、」
目「今ので分かるよ」
「……」
目「何も言わないってことはそういうこと？」
「……」
目「髪撫でられたんだろ、あいつに」
「……」
目「……クソッ」
むしゃくしゃする行き場のない気持ち
俯くサラがあの日と被る。
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黎音(プロフ) - 33人だったらどこかのグループ1人足りないかきむちゃん忘れ去られてるよ (2021年1月13日 9時) (
レス) id: 9cf40aceea (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 美紀さん» 美紀さんいつもありがとうございます。これからも頑張りますね｡ﾟ(ﾟ^o^ﾟ)ﾟ｡ (2020年7月30日 19時) (レス) id: 7b348994ca (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年7月29日 16時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ
| 作成日時：2020年7月21日 23時
