10発目_アジト_ ページ12
準備が終わり玄関へ行く
『マフィアか...』
小さい声で呟く
落ち着いて考えてみればマフィアだなんてもの、
少し前まで受験生だった私にできるのだろうか
私が足でまといになって兄さん達を困らせてしまうんじゃないか。
少しだけ後悔していた
一｢なに、今更後悔してるの?｣
私の呟きが聞こえたのか、それとも顔に出ていたのか、
一松兄さんが口を開いた
『....はい...少し...』
俯きながら答える
一｢心配しなくても兄さん達がちゃんと守ってくれると思うよ。｣
それだけ言うと一松は荷物をその場に置いて外に出た
『..あの、どこに｢猫。挨拶してくるだけ｣...そうですか..すみません、止めてしまって..』
一松は｢別に｣とだけ言うと路地へ向かった
待っていると次々と兄さん達が降りてきた
チョロ｢あれ、一松は?｣
『あ、猫のとこに挨拶してくるって言ってました.!』
チョロ｢あ〜、なるほどね｣
『それより...こんな早く引越しとかできるんですか..?』
疑問に思っていた
引越しをしよう!!と言ってその日のうちに引越しなんて、ほんとにできるのか
カラ｢ああ、問題ない。ノープロブレムだ!｣
チョロ｢カラ松兄さん、それ意味同じだから。
引越しって言ったけど厳密には移動するだけなんだ。
ほら、何個かアジトあるからそのうちの1つだと思ってくれていいよ｣
『は、はぁ...』
なんとなく意味は理解出来たものの整理が追い付いてない
一松が戻ってきて早速移動することになった
カラ松が運転手となり車に乗り込む
『車...大きい』
みんながすんなり入れるくらいの車だった
ただでさえ兄弟が多いためデカパン博士(?)という人に車を改造して作ってもらったらしい..
トド｢たくさん驚くね♪
新しいアジトだけどね、前の家よりずーっと大きいからまたびっくりしそうだよね♪｣
『えっ.!?』
アパートの大きさくらいだろうか、
緊張と少しの期待に胸を踊らせ外の景色を眺めた
__
カラ｢着いたぜ｣
カラ松兄さんの言葉に
ぞろぞろと車から降りる
アジトの大きさは想像とかけ離れていて、
それは、｢お屋敷｣と呼ぶにふさわしい大きさだった
『.....え...え....?』
周りは林で覆われていて身を隠すのには適している土地だった
トド｢やっぱりまた驚いた♪｣
一｢..忙しいヤツ｣
『だ、だってこんな大きなお家見るのだって初めてで..!!』
一｢あっそ、｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きゃんでぃー - すごく面白かったです!!!!!!!!続きが楽しみです!!!!!!!! (2020年3月14日 20時) (
レス) id: 1883b444f7 (このIDを非表示/違反報告)
星光トマト(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます..!!!!!!めっちゃ嬉しいです..!!口調とか文才とか常に迷子ですが気長に待っててください.!!! (2018年2月28日 22時) (レス) id: 8b095dbbed (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます！ (2018年2月28日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星光トマト | 作成日時：2018年2月26日 3時
