ここの世界は魔装ができないってマ？

マンドラゴラ ページ7

『マンドラゴラ？？』




なにそれ......？？



少なくとも私はそんなものを見た事もないし聞いたこともない。



いや......私が聞いたことないだけでもしかしたら私の世界にもあったのかもしれない。




「おい貴様は誰だ」




『え？......あぁ私の事？』




「貴様以外に誰がいる」




『私の名前はA・ラージュ。よろしく』




そういえば知らない人もいることすっかり忘れた。危機感というものがここに来てから無くなった気がする......




「俺の名前はランス・クラウンだ。時にAお前はこの世で一番尊いものはなんだと思う」




『え？』




「彼はブラコンなんだよ......」




あの見た目と口調で！！！？


ギャップってこういうこと！！？？




『い、妹ですか？』



「その通りだ！！！......今度妹のグッズを渡してやろう」



い、要らねぇ〜〜



『そ、それでここでマンドラゴラを使って何をやってるの？』




「マンドラゴラを使って課題を終わらせるだよ」




『なるほど』




「まずはオレが手本を見せる」


「クワイエントス」





アアア......アア......


.........




「やってみろ」



わぁ〜すごい!!!!



あんなに煩かったマンドラゴラを一瞬で黙られられるなんて



魔法ってこんな使い道があるなんて知らなかった......こんなんだったらジンと契約せずに魔法を習えば良かった。




「クワイエントス」



アアアアア



「クワイエントス」



アアアアア




「ダメだ...全然泣き止まない......」




「重心が安定してないよ体感がかなり弱いね......」



『それ関係ある？？』



「杖かしてみて」




話聞いてた？？




魔法を使う時に体幹って関係あんの？
確かに私は魔法は使わないけど体幹は関係ないってことぐらいは分かるよ。




アアアアアアアアア




「クワイエントス」




ア‪”‬ア‪”‬アアアアアアア



うるさ！！！？



さっきよりも悪化したんだけど！？
瞳孔も開いたし......顔もなんか険しくね？？



あいつやる気あるの...？？




「！！できた！！できたよランスくんやったあああ」




『できたの！！おめでとう』




「うん！！ありがとう」




「お前みたいな劣等生でもできて当然だそれぐらい」



......口悪



「あっありがとう」

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