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55話 ページ10

つってもどーするかな…正面から行っても銃だし…やられる……

「!!…あれは…」

…試してみるか

「……おい」
ピエロ「!?…」

ピエロの服を着た男は少し肩を震わせ私の方を見た

「……それ…貸して」
ピエロ「……何する気だい?」
「……それで…撃つ」

ピエロは少し悩んだ後、弓矢を私に差し出した

子供「パパー!」
父親らしき男「!…マリ!だめだ止まってなさい!」

そんな父親の声は届かず子供が動いた…銃を持った男はそんな子供に銃を向けて冷たい目で見つめた

父親らしき男「!…危ない!!」

父親が子供を抱きしめ銃弾が父親の背にあたった…その瞬間辺りから悲鳴が聞こえた

「……」

父親の方に気をとられている隙に弓矢を構え重点を合わせた…

「…よし」

手を離すとヒュンッ…と風を切るような音が聞こえ男の銃を貫いた

男「なっ!?」
「……」

唖然としてる男に走って近づき小刀を取り出す

男「!…てめぇ!!」
「っぅ…」

男が持っていたナイフが右手に刺さり激痛が走ったが小刀の峰で男の溝内を殴り倒れたところを紐で縛った

男「ぅ…がはっ…」
「……こっちは完了…そっちは?」
幕下「もう少しで終わります!」
赤神「こっちも、後1人」
「……そうか」
子供「パパ!パパ!」
「!!…」

先ほどの父親らしき男がピクリとも動かず背中から血を流している

「……ちっ…仕方ない」

辺りを見渡しサーカスのテントの布を少し切り先ほどナイフを刺された部分に巻き止血して余った布で父親らしき男の傷口をグッとおさえつけた

子供「パパ死んじゃうの?」
「……このままだとな」
子供「そんな!!」
「…お前が動くからこうなったんだ…もし助かったらちゃんと謝れよ」
子供「謝る!謝るから!」

涙をポロポロと流しながら父親の手を握る子供を横目に見てテントの布をキツめに巻く

「……これでよし…時期に警察来ると思うし」

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96(くろ)ちゃん - おー!お疲れ様です!!頑張ってください! (2016年2月12日 18時) (レス) id: db978529df (このIDを非表示/違反報告)
3k猫≠(プロフ) - オリフラ外して下さい (2015年7月29日 1時) (レス) id: 416a5b4987 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちとせあめ | 作成日時:2015年7月20日 18時

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