イケメン乙女と獄卒たち2 【獄都事変】

62話 ページ17

「ん…ふぁ……」

目を覚まし伸びをする……今日は月曜日…時間は…八時！？

鬼「ようやく起きたか主…」
「や、やばい！！急がなきゃ！！」

すぐさま制服に着替え走って玄関に向かう

佐疫「！？…ちょっ…一ノ瀬！？」
「あ？なんだよ…」
佐疫「髪の毛どうにかしないと笑われちゃうよ？」
「！！…」

すぐさま頭に触れる…寝癖がハンパない…

佐疫「はぁ…仕方ない…ちょっとじっとしてて」
「？…あ、あぁ」

1分後

佐疫「よし♪これで大丈夫♪」
「サンキュー！んじゃ、行ってくる」

玄関の扉を開けた瞬間グイッとマフラーを引っ張られ体が宙に浮き車の中にボフッと投げ込まれた

「ゲホッゲホッなにすんだよ！」
赤神「うっせ…いいからはやくシートベルトつけろ」
「！…あ、あぁ……」

送ってくれるのか…少し頬を緩めシートベルトをつける…カチッと音がした瞬間一気に車が走り出した

「！？…」
赤神「……しっかりつかまってろよ」

車が一気に加速してビックリする…

「ちょっ…ま、まぁ…これなら間に合うか…」
赤神「おっと…」

いきなりブレーキを踏み顔が前の座席にぶつかる

「ふごっ！？」
赤神「ん…わりぃ」
「わりぃじゃねぇよコノヤロウ…」

体を起こし辺りを見る…少しだけど登校してる生徒が見える

「…この辺りでいい…ありがとな…赤神」
赤神「…べつに…か、かわいい妹を送るくらい…どうってこと__」
「じゃ、行ってくる！」
赤神「聞いてねぇ……ってあの髪型…似合ってんじゃん…」

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