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5 [湊side] ページ5

マサさんにあの人の写真を見せてもらった翌日

1年全体のクラスは3年生の研究授業で、担任の先生が1時間目だけいない

だから各クラスで自習の時間だった。

クラスごとで自習の内容が違うのかは知らないが、

俺と静弥のクラスは総合のレポート作りで、図書室で資料を借りることを許されていた

静弥に一緒にいこうと誘われ図書室に入ると遼平、七緒、小野木がいた。

他のクラスにも同じ授業の内容のクラスがあったようだ。

女子部員は見なかったが

遼平「なあなあ‼弓道の本こんなにたくさんあった‼」

遼平はというと、持てるだけ弓道に関する本を抱えてきている

静弥「ダメじゃないか、レポートの資料の為に此処に来たのに」

注意している静弥も苦笑いだ。弓道の本となるとやっぱり見たくなってしまうのだ。

海斗「何見てんだよ…」

七緒「お〜?以外と悪いね、遼平〜」

「結局みんな見るんじゃないか……」

遼平を中心に皆身を乗り出して本を見ていく

早気やらもたれやらそんなことを話しているうちに

結構な時間が経っていたようで、もう図書室には俺らしかいなかった

静弥「もうそろそろ戻った方がいいかな」

「ああ、みんな戻ろう」

遼平、本閉まってきて

と、言おうとしたところで図書室の扉が開いた。

うちの高校のジャージを着て、黒くて短い髪に

マスクをしていてよく分からないが、瑠璃色の瞳を大きく開いている。

静弥「……え、えーっと……」

七緒「ん?あれ?この人…………」

?「……ッ」

さっきまで微動だにしなかったあの人が

七緒に見つめられたとたんに、目を伏せながら昇降口方面の階段をかけ降りていった

吸い込まれるような瑠璃色の瞳が小さく波打っているように見えた

七緒「う〜ん……やっぱり…」

海斗「んだよ七緒、何かあんのかよ」

5人全員があの人から七緒へと目を向ける

七緒「いや、ね?何か似てるな〜って」

海斗「だから、何にだよ‼」

七緒「えー‼思わなかった?昨日マサさんが見せてくれた写真の女の子に!」

遼平「え?そうだった?」

七緒「うん、めっちゃ似てた!」

遼平「でも、髪もっと長くなかった?」

七緒「女の子だもん!髪位切りたくなるよ!」

それに短い髪を伸ばすのは大変だけど、長い髪を切るのは簡単だからね!

と、付け足す七緒

静弥「でも滝川さんが言うにはあの人今は3年生なんだよね……」


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文字数があれなので次にいきます……!

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ラミ猫(プロフ) - 六つ子嫁( ?????? )さん» コメントありがとうございます!最初は自分のことを書くことに躊躇したのですが、そんな風に思っていただけてとても嬉しいです!私からすると学校にいくだけで凄いことだと思うので…!更新頑張らせていただきます! (2019年1月18日 9時) (レス) id: bb963bd2cc (このIDを非表示/違反報告)
六つ子嫁( ?????? )(プロフ) - 中学三年です!私は一時期不登校になり、その時から教室に行ってません。学校には頑張っていっていますが、教室に上がらずじまいです。作者さんの気持ち、すごくわかります。同士、というか同じような気持ちの方がいて安心しました。更新頑張ってくださいね (2019年1月18日 0時) (レス) id: 50319a8e6f (このIDを非表示/違反報告)
ラミ猫(プロフ) - コメントありがとうございます。辛いのすごくわかります、お互い無理しないようにしましょう!素晴らしいだなんて、もったいないお言葉ありがとうございます!更新頑張らせていただきます (2019年1月15日 8時) (レス) id: bb963bd2cc (このIDを非表示/違反報告)
にあ - 中二女子です、辛いことがあるとアムカをしてしまいます。ですが、何気ない時このような素晴らしい作品に出会って励まされます。お体に気をつけて更新頑張ってください! (2019年1月15日 1時) (レス) id: 7ebfe7ebc4 (このIDを非表示/違反報告)
栗ちゃん(プロフ) - ラミ猫さん» ふふっ、いえいえです。少しずつ少しずつお互い学校に行けるよう頑張りましょ笑 そんな作者様の事を責めることが出来る人なんていません。なので、堂々と胸を張って前に進んで下さい! お気に入り登録失礼します (2019年1月14日 19時) (レス) id: 1bea3ff93b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラミ猫 | 作成日時:2019年1月9日 13時

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