20 ページ20
辺りがシーンと静かになる。
雅貴「あ…………あぁそうだったな、俺は滝川 雅貴。弓道部のコーチだ」
あくまでも他人だと突き通すつもりらしい……そうだよね、当たり前と言ったら当たり前か
竹早君が不思議そうな、怪訝そうな顔をしてマサさんと私を交互にみる
静弥「そうなんですか、じゃあ滝川さんが持っていたあの写真はどういうことですか?」
写真………………………………?なんのこと?
少しマサさんの顔色を窺う。ほんの少し焦りが出たような顔……………………
静弥「彼女はいったい何者なんですか……綛山先輩と滝川さんはどういう関係なんですか……?」
少しの間の沈黙。これ以上私のプライベートに足を踏み入れてほしくない…………
「私と滝川さんは………赤の他人…だよ?」
必死に抗議しようとして出てきた言葉は、なんの根拠もない言葉
もうこれ以上、土足で踏み込んで来ないで…………
静弥「滝川さんが持っていた写真の人物の“綛山 A”さんは……先輩と同姓同名のこんなにも似ている方なんですか?」
え……?ちょっと待って写真見せたあげくに名前まで言ったの?
少し恨めしそうにマサさんを盗み見ると、ばつが悪そうに目を逸らされた
観念したようにため息をついたマサさんは話始めた
雅貴「ああ……そうだな、俺とAは知り合いだよ。だけど、ただそれだけだ他の何者でもない」
135人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラミ猫(プロフ) - 六つ子嫁( ?????? )さん» コメントありがとうございます!最初は自分のことを書くことに躊躇したのですが、そんな風に思っていただけてとても嬉しいです!私からすると学校にいくだけで凄いことだと思うので…!更新頑張らせていただきます! (2019年1月18日 9時) (レス) id: bb963bd2cc (このIDを非表示/違反報告)
六つ子嫁( ?????? )(プロフ) - 中学三年です!私は一時期不登校になり、その時から教室に行ってません。学校には頑張っていっていますが、教室に上がらずじまいです。作者さんの気持ち、すごくわかります。同士、というか同じような気持ちの方がいて安心しました。更新頑張ってくださいね (2019年1月18日 0時) (レス) id: 50319a8e6f (このIDを非表示/違反報告)
ラミ猫(プロフ) - コメントありがとうございます。辛いのすごくわかります、お互い無理しないようにしましょう!素晴らしいだなんて、もったいないお言葉ありがとうございます!更新頑張らせていただきます (2019年1月15日 8時) (レス) id: bb963bd2cc (このIDを非表示/違反報告)
にあ - 中二女子です、辛いことがあるとアムカをしてしまいます。ですが、何気ない時このような素晴らしい作品に出会って励まされます。お体に気をつけて更新頑張ってください! (2019年1月15日 1時) (レス) id: 7ebfe7ebc4 (このIDを非表示/違反報告)
栗ちゃん(プロフ) - ラミ猫さん» ふふっ、いえいえです。少しずつ少しずつお互い学校に行けるよう頑張りましょ笑 そんな作者様の事を責めることが出来る人なんていません。なので、堂々と胸を張って前に進んで下さい! お気に入り登録失礼します (2019年1月14日 19時) (レス) id: 1bea3ff93b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ラミ猫 | 作成日時:2019年1月9日 13時