私の『正義』。3 (ページ4)

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ーーーーー大量の仕事放棄して、

　どこほっつき歩いてるのよ！！

ーーーーーこの後サイクリングでもするか？

ーーーーー仕事しろ！！

ーーーーー私、大将になりたい。

　一緒に、正義を守ろうよ。

ーーーーー俺が海軍の元帥になったら。

　俺の正義も

　 Aちゃんの正義も

　海軍の正義も

　全て守ってやる

自分の部屋に戻り、荒れ狂う外を見ていたA。

そして、そっと窓に触れる。

『ほんと。

　どこほっつき歩いてんのよ。』

静かに言葉を落としていくA。

　

『いつも何にも言わずいなくなって。

　
　ヘラっとした顔で帰ってきてさ。

　どっかいくなら一言言えって言ってんのに。

　
　だからこっちも探し回るのに苦労してるんだよ。

　何回も注意してるのになんでわかんないかなぁ。

　ねぇ、

　クザン。

　私を

　置いていかないでよ。

　私を

　ひとりにしないでよ。』

悲しさの色をしたその言葉は

誰にも届くことはなかった。