私の『正義』。3 (ページ17)

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サ&錦「「！！！！」」

サ「な、なに……ルフィがバレてる！！」

錦「ま、まずいでござる！！

　今すぐにルフィ殿に伝えねれば！！」

サ「だからそれをさっきからしようとしてんだろが！！」

Aの一言で騒ぎ出す2人。

その後ろに影が忍び寄ってることも知らずに…………

サ「と、とにかくだ。

　ルフィの戦いが終わったらすぐに……」

『連絡して伝えろって？』

サ&錦「「ドキぃぃぃぃ！！！」」

冷や汗をダラダラ垂らす2人に対し、

Aは機嫌が悪そうに2人を睨みつける。

だが、その周りには他の海兵は見渡らない。

『麦わらの一味、
　黒足のサンジくんだっけ？』

サ「うぉぉぉぉぉ♡

　覚えていただき光栄です、

　マイプリンセス。」

『なんのコント、それ。』

錦「お主は、海軍大将補佐殿……」

『んん？誰？』

錦「こりゃ失敬！

　拙者、錦えもんと申すでござる！！」

『あ、ご丁寧にありがとう。』

サ「なーに正体バラしてんだ！！」

錦「はっ！！
　流れに乗ってしまったでござる！！」

想像以上にアホの集まりだと、
また頭を抱えるA。

大きなため息を吐いてから、
サンジ達に問いかける。

『んで、サンジくん達は捕まりに来てくれたの？』

サ「あなたの為なら俺は捕まってもいい〜〜♡」

『やめなよそのキャラ、嫌われるよ？』

サ「冷たいところがまた素敵〜〜♡」

『見てるこっちが疲れるわ。』

錦「サ、サンジ殿…！！

　拙者達はこんなことしてる暇はないでござる！」

サ「はっ！！すまねぇ。

　俺たちはやるべき事が沢山あるんだ！」

『悪いけどさ。
　こっちも仕事してるんだよ。

　大人しく通す真似できないよ。』

殺気じみた空気が流れていく。

サンジが唾を呑む音だけが響き渡る中、

Aがそっと口を開いた。

『…………て、言いたいんだけど。』

サ&錦「「？？？」」

『ドレスローザには海軍だけじゃ
　解決出来なさそうな問題があるの。

　あなた達を捕まえるには、

　まだ早い。』

サンジの瞳をしっかり捉えるA。

その目に少しだけサンジの胸が高鳴った。

サ「ど、どういう………」

『ドフラミンゴの幹部があなた達の船を奪った。』

サ「！！な、なにぃ！！！」

『グリーンビットに向かってるわ。

　だけど、そこにはドフラミンゴと海軍大将がいる。

　急いだ方がいいよ。

　仲間を助けたいなら、ね。」