私の『正義』。 (ページ45)

今日:30 hit、昨日:78 hit、合計:306,091 hit

27 ページ45

海兵「ですが……！」

『いーから。それもらうね。』

今ここはインペルダウン。

そして、Aはというと、

エースに食事を届けると、
インペルダウンの監視部隊に頼み込みをしていた。

海兵「食事はあまり与えなくていいと、マゼラン様も……」

『処刑前に死んじゃうでしょ。

　私の分あげるから。』

これ持ってくねーと、勝手に海兵の食事を持っていきエースの元へと向かうA。

それを追いかけるように海兵達がついてくる。

『……それは必要の行為なの？』

海兵「ええ、いくら大将補佐様でも、
　警備は厳重にと言われておりまして…」

『…抜かりないねぇ』

ついてくる海兵を無視ししながら先頭を歩くA。

とうとうレベル6に到着すると、

目の前の監獄には下を向いた男の姿が見える。

『(あれが…火拳のエース。)』

そして、彼の横にはもう1人。

Aの顔見知りの人がいた。

ジ「…！！

　 Aさん。何故ここに…」

『……ども。

　鍵開けて。』

後ろを振り返り海兵に鍵を開けることを命じる。

しかし、Aの安易な考えに海兵達も少しばかり抵抗をした。

海兵「しかし、Aさ………！！！」

『……開けてよ。』

融通の効かない海兵達にイライラが頂点を達したAは、青筋を浮かべながら刀を向けた。

背筋の凍る殺気に、
刀を向けられた海兵達は従うしかできず、

監獄の鍵を開けた。

ジ「Aさん…。

　どうしてここへきたのじゃ。」

『…お腹すいたでしょ？』

ボンっと床に食事を置くA。

その行為にジンベイは目を大きく開き、
再び視線をAに戻した。

ジ「一体なにを考えて………」

エ「テメェ誰だ。」

驚くジンベエの言葉を遮り、
警戒の目を向けたのが、

Aの目的の人物。

ポートガス・D・エースだった。

『……ご飯食べれる？

　食べさせてあげようか？』

エ「うるせぇ。

　質問に答えろ。」

とてつもなく鋭い目でAを捉えるエース。

そのなんとも言えない目つきに、
あのAですら冷や汗をかいていた。