私の『正義』。 (ページ36)

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番外編2 ページ36

「「A〜〜〜〜〜！！！！」」

ドタドタと騒がしく走ってくる2人の男の正体は、

ルフィとウソップ。

2人は涙と鼻水を垂らしながら、ものすごい勢いで甲板に出てきたAに抱きついた。

それに押されたAと抱きついた2人は、案の定後ろに倒れ込んでしまう

そんな事もお構いなしにルフィやウソップは、死んだかと思った〜と泣き喚いていた

チ「おいーーー！

　 Aはまだ怪我人だ！！

　バカやろう！！！」

ナ「ちょっとー。

　なんの騒ぎ……A！？」

フ「おおー！A起きたか！」

サ「なに！？

　Aちゅわ〜〜んが起きただと！！」

ブ「よっほっほっほ！

　おはようございます。
　Aさん。」

甲板の騒がしさに続々と一味達が顔を出し、Aの姿を見てみんなが喜びの声をあげている。

ナ「あんた達！
　いつまで寝転んでるのよ！

　特にAは怪我人なんだから…」

『起き上がる力が湧かない…

　サンジ。
　お腹すいちゃった…』

サ「は〜〜〜い♡

　体に優しくて美味いもんすぐ作るから。

　待っててくれ、Aちゃん。」

そう言い、Aの手を優しく引っ張って起こしてくれた。

そしてそのまま手の甲にそっとキスを落とす

そのキザな姿にいまだに慣れないAは、身震いするかのように肩を揺らせた。

『あ、はい。お願いします。』

サ「冷たいAちゃんも可愛い〜〜♡」

目をハートにして体をウネウネさせながら調理室へと去っていったサンジ。

その行動にAは顔を引き攣らせるしかなかった

と、その一連を見ていたルフィはAの顔をじっと見つめ、サンジにキスを落とされた手の甲をゴシゴシと擦り始めた

『痛い痛い！

　なに、ルフィ？』

ル「やだ！！！！！！」

『え。なにがよ。』

ル「わかんねぇ！！」

ウ「わからんのかい！！」

ル「けど……なんかいやだ！！

　お前は俺のだ！！！」

子供のように我が儘を言うルフィ。
そして俺のものだと言わんばかりにAの体に腕を巻き付け、サニーの頭へと飛んでいってしまった。

突然のことにAは悲鳴を上げていたが、一味はただその行動をぽかんと見つめることしかできなかった。

ナ「…ルフィはわかりやすいのにね。」

　