私の『正義』。 (ページ13)

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部下「Aさん…、Aさん！！

　シャボンディ諸島に到着しました！！」

『んぅ…？

　思ったより早いな…』

天竜人護衛のため、A率いる海軍はシャボンディ諸島に到着していた。

『(しっかし、昨日は散々な目に…)』

昼はしっかり働くAは、当たり前だがお昼寝をすることも無く、航海中も甲板にでて敵がいないか自ら見張りをしているのだが…

この日は、船を出した瞬間、爆睡をかましていた。

その原因は昨日の夜に遡る………

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ク「聞いたよ、Aちゃん。

　明日から天竜人の護衛だって？」

『なんで勝手に部屋いんのよ！

　人のベッドでだらしなくくつろぐな！！』

近場の見回りから帰ってきたAの部屋には何故かクザンがベッドで寝転んでいた。

さらには、何故かシャボンディ諸島で天竜人の護衛をすることも知っていた。

ク「Aちゃんが明日一日中いないなんて寂しいじゃんか。

　俺の書類はどうしたらいんだよ。」

『自分でやりなさいよ！！』

ク「明日までなんだよ。」

『やれって自分で！！』

ク「1人でやるよりもみんなでやる方が楽しくできるだろ？

　んなわけで。ちゃんと持ってきたぜ。」

ドサァと大量の書類を机の上にドンと遠慮なく置く。

その行為にAはぷるぷると肩を震わせた。

『クーザーンーーー！！！！』

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というわけであったのだ。
ちなみにこの出来事は日を跨いだ時刻である。

思い出すだけで腹が立っていたAだが、それでも見捨てずに力を貸してしまうのは、元々の性格なのか。

それともクザンには甘くなってしまうのか。

『きっと前者だな。』

自分の性格に後悔するAであった。