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7話 ページ9

『とりあえず、布を引くからその上に刀剣を置いてくれ。そしたら何とかする。』

永「りょーかい!」

龍「ちゃんとした返事しろよ。しかも、五虎退持ってるの俺だし。」

大龍鬼は優しい手つきで僕が広げた布の上に五虎退を置いた。

『霊力を送ればいいのかな…』

手先で五虎退の刃をなぞる。

目を閉じて、五虎退を脳内で呼びかける。

『五虎退。五虎退。聞こえるかな。

もし聞こえるなら、落ち着いて聞いて。

きっと、君はまだ消滅しきってない。

粟田口派って兄弟が沢山いたよね?会いたい?

今なら、戻れるかもしれない。

君の意思が必要なんだ。

戻ってこい!五虎退!』

指先が揺れを感じて目を開けた。

目の前の五虎退が光っている。

永「主!!五虎退が!」

龍「そんなん、見りゃわかんだろ?!」

永「焦ってんだよ!」

『子供か。…五虎退、戻ってきたんだね。』

光の中から小さな子供が現れた。

五「あなたが…僕を…助けてくれたんですか?」

恐る恐るという感じで目の前の男の子は聞いてきた。

『…助けたんじゃない。力を貸しただけだ。
五虎退、君が自分の気持ちで戻りたいと思ったんだ。
俺はきっかけを作っただけだよ。』

五「でも…」

すっと五虎退の頭に手を置く。

五「ッ!」

怯えてる。これまでの環境のせいだな。

怯えてる五虎退の頭を撫でる。

ふわっふわな髪してるな。永詠桜と大違いだ←

五「なっんで…」

『殴るなんてするわけない。ましてや折るなんてことはな。

大丈夫だよ。約束しよう。』

神との約束は、一生ついてまわる約束。

それでもいいんだ。僕が殴るなんてするわけない。

そう言うと、五虎退は泣き出して、僕に抱きついてきた。

可愛い奴め。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

永「ねえ、大龍鬼。」

龍「なんだ。」

永「僕達空気だね。」

龍「言っちゃダメだ。」←

空気を読む2人でした。

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まな(プロフ) - カコさん» ありがとうございます!!!女性の審神者様も多いですが、男性もいいんではないかと思い、作ってみました!これからも不定期更新になると思いますが、応援よろしくお願いします! (2019年2月11日 9時) (レス) id: 639374e49a (このIDを非表示/違反報告)
カコ - ブラック本丸ものって女夢主が多い感じがしていましたが、イケメンな審神者もいいですね!応援してます! (2019年1月31日 14時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 空さん» ありがとうございます<(_ _)>〈 ゴン!〕 不定期更新になると思いますが頑張ります! (2019年1月15日 10時) (レス) id: 639374e49a (このIDを非表示/違反報告)
- 続きがすっごい気になります!更新頑張って下さい! (2019年1月13日 15時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まな | 作成日時:2018年3月1日 21時

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