25話 ページ31
翌朝。
朝餉の時間だ。
主が来ないと少しざわついている刀剣達の前に出て、昨夜のことを話す。
『まあ、要はここの審神者は政府の調査によりブラック本丸とみなされ、処分が下りました。
あの人はもうここにはいません。
そして、今日から僕がこの本丸の主となります。』
太鼓鐘は燭台切様の隣で黙って俺をじっと見ている。
いつも煩いだろう…何故こんな時だけ大人しいんだ…
三｢まあ、そうすると思ったがな。｣
小狐｢異論はありません。寧ろ、彼奴が死んでから随分と毛並みの調子がいいです。｣
石｢ここには彼奴を支持する者はいなかったから私も異論はないよ。汚れ仕事をさせてごめんね｣
え、三条の刀達めっちゃいい人。
一｢彼奴は私達の弟を折った奴です。清々しました。｣
『あ、一期様。実は…』
五｢いち兄！！｣
あ、もう飛びだして行っちゃった…
一｢五虎退?!どうして、｣
五｢主様が呼び戻してくれたんです。消えそうになっていた僕を…｣
『本当は初日にはもう呼び戻していたんですが…なんせ疑われないように必死でして…すみません』
二振りはギューッと抱きしめ合っていた。
もう離さないように。離れないように。
？｢出るタイミングなくしたんだが…｣
一｢あ、え…？｣
大広間の入口の襖の奥からの声だった。
薬｢五虎退が急に飛び出すもんだから、驚いちまったよ｣
前＆平｢いち兄！！｣
骨｢戻った｣
一｢薬研？！前田に平野、骨喰まで？！｣
折れていたはずの粟田口派だった。
『折れた刀を集めたんです。五虎退がおられた場所にほとんどがありました。ああ、乱藤四郎様も見つけているので、ご心配無く。直ぐにここに連れてこれる状態になります』
粟田口派の弟達は一期一振様に飛びついていった。
薬研様と骨喰様を除いて、だが。
骨喰様は鯰尾様の元へ行かれた。
薬研様は
『何故、僕の元へ？』
薬｢あんたには感謝してる。これからもよろしくな、
“大将”｣
『！…ええ、こちらこそ』
薬研様はそう言ってから一期一振様の元へ行かれた。
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まな(プロフ) - カコさん» ありがとうございます!!!女性の審神者様も多いですが、男性もいいんではないかと思い、作ってみました！これからも不定期更新になると思いますが、応援よろしくお願いします！ (2019年2月11日 9時) (
レス) id: 639374e49a (このIDを非表示/違反報告)
カコ - ブラック本丸ものって女夢主が多い感じがしていましたが、イケメンな審神者もいいですね！応援してます！ (2019年1月31日 14時) (レス) id: 7a3bf8ffac (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 空さん» ありがとうございます<(_ _)>〈 ｺﾞﾝ!〕 不定期更新になると思いますが頑張ります！ (2019年1月15日 10時) (レス) id: 639374e49a (このIDを非表示/違反報告)
空 - 続きがすっごい気になります!更新頑張って下さい！ (2019年1月13日 15時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まな | 作成日時：2018年3月1日 21時
