隻眼の審神者

24話 ページ30

まあ、あれから色々あって審神者処．刑の当日なんだが。←

あ？

なんでそんなに進んだのか？
三日月とかとの絡みは？
鍛刀は何が出たか？

なんでそんなに進んだのか？小説パワーだ。小説パワー。

三日月様とは特になかったからほっとけ。←

鍛刀で何が出たか？

えっと、太鼓鐘貞昌…？あ、ちげえや、太鼓鐘貞宗だ。←

何か知らんが、懐かれた。←
後、太鼓鐘を見たあとの燭台切様がめっちゃ嬉しそうにしてた。

まあ、なんだ。

とりあえず処．刑を執行する。

って事で、夜の12時だな。

何か知らんが、朝雪に呼ばれたんでな。

態々、天守の最上階に向かってる。

疲れんだよこれ…

『蓮です。入ってもよろしいでしょうか』

朝｢…あぁ｣

ゆっくりと襖を開け、入って、襖を閉めると

ﾀﾞﾝｯｯｯ

俺の上に朝雪が乗っかってた。馬乗りだ馬乗り。

『あ、あの…』

朝｢こんだけ待ってたんだ。辛抱した方だぜ？｣

寝間着用の浴衣だったため、押し倒された際に鎖骨あたりが露出していたようで、
鎖骨を舐められる。

『っ…』

キモイ！！

朝｢あぁ、歪んだ顔も美しい…｣

『……朝雪様、お遊戯の時間は終わりですよ』

朝｢はぁ？……っ!｣

朝雪が喉を抑えて俺の上から滑り降ちる。

なんでこんなことになってるか？

『苦しいでしょう？即効性の毒、ですよ。
その毒、粘膜からでないと摂取出来ないので、皮膚に塗れるんですよ。全身に塗っておいてよかった。

……声も出ないですか、まあ、ブラック本丸の審神者なんで奴には相応しい末路よ。あの世で獄卒に身でも捧げな。あんたみたいなやつでも相当飢えてる奴なら抱いてくれんじゃねぇの』

そう言って隠していた“加州清光の本体”を出す

朝｢!!!｣

『初期刀なんだって？加州清光。

なあ、初期刀がなんで打刀か知ってるか？

審神者が間違いを起こした場合、

その償いとして、

初鍛刀の短刀で腹を切り、
初期刀の打刀で首を切ってもらうためなんだと。

ほら、借りてきてやったからよ。さっさと切れよ

“五虎退の本体”で』

信じられないというような顔をする朝雪。

だが、もうダメだとわかっているようで、震える手で五虎退を持ち、


腹を一文字に切った。


『せめて、さっさと終わらせてやるよ』

……審神者 朝雪。零時14分

地獄への旅にたった。

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