記憶喪失の君と幼馴染の僕 (ページ18)

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『本当に良かったのに、』

BH「いいのいいの！気持ち気持ち！」

約束の15時を30分過ぎてからやってきたベクくんの手には大きな袋が２つ

どうやら私のためにたくさん買ってきてくれたみたい

食べ物に本、そして何故かトランプやボールもあった

BH「ほい！これはギョンスからの頼まれ物！」

『、、ペンとノート？ドさんの？』

BH「残念！Aのお勉強セット！これで字の練習しろだってさ笑」

ドさんってやっぱり真面目。

私やらないって言ったのに

BH「本当ギョンスってAには優しいのな笑」

これは優しさじゃないと思うんだけどなぁ

あ、そうだ。

私ベクくんに聞きたいことあるんだ

BH「ノートここに置いとくねーん」

『ベクくん』

BH「ん？今使う？」

『ううん。聞きたいことがあって、』

BH「お、なんだなんだ～。ベったんに言ってみろ～」

『私、ドさんと幼馴染みなの？』

BH「え？」

"幼馴染"がなんなのかは分からないけど、特別な何かということは何故だか分かる

これが分かれば、ドさんが毎日ここへ来る理由も、私とドさんがどんな関係なのかも分かる気がするの

BH「あー、昨日の電話、、だよね？」

『うん。どうして沢山質問してきたの？』

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"Aってさ、幼馴染とかいる？"

『うーん。どうだろ？分からない』

"ギョンスって毎日来てんの？"

『最近はほぼ毎日かな』

"やっぱ昔から変わんない？"

『…昔、から？どうだろう。分からないな』

"ちなみにだけど、お箸の使い方は習ってない感じ？"

『…あ、えっとー、うん！そうなの！もちろんフォークもスプーンも使えないよ！』

"じゃあ最後に、"

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"Aは、何を憶えてる？"