イラナイ存在証明【爆豪勝己】【ヒロアカ】 (ページ10)

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ここにいるよ7 ページ10

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あのクソ野郎…爆心地は今まで関わってきた人と違う、のかもしれない

ヒーローと言えば、小さいものは助けず欲に目がくらんで大きいものを助ける

私なんかによく気づけたな

家の掟に従えず、狭い思いをして逃げ続けていた私のことを

誰かと比べられ、卑下されてきてた

埃が被ったまま、もう見つけ出されないと思ってたのに

それを爆心地は見つけ出してくれた

「よぉ、魅希｣

「…春にい」

春にいは、従兄弟

私が唯一本音を語れる人

「家には帰ってないのか」

「帰れるわけないじゃん。あんな地獄みたいなとこ」

「はは、まぁそんなもんだろうな。で、今はどうしてんだ？」

「…ヒーローに囚われた」

「うわぁ…」

哀れみの目を向けてきた。両目潰してやろうか

「おい」

「ん？…って爆心地！？おい魅希、俺帰るわ」

「ってめ、待てよ！」

「…お前ここで何してた」

昨日と変わってめちゃくちゃ低い声

やばい、怒ってる？

でも、なんの為に？