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お互い様 ページ25
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「光」
「…何」
「…すまねぇ」
いつもだったら一切謝らない兄の姿に、目を丸くする
「…何が」
「お前が傷ついてるの、知らなかった。色んなもん抱え込んでるの、分からなかった。兄失格だ」
「…失格？私は…」
「兄なんて思わなくてもいい」
‛‛俺はお前の側にいたい′′
「…」
「光…今まで色々ごめんな」
いつものように、優しく包み込んでくれる兄
…ごめんなさい
私はきっと、元には戻れない、かな
少なくとも、あなたの妹としては
「…もういいよ」
「…！ほんとか？」
「私こそ、ごめんなさい」
最後まで嘘をついて
逃げに逃げ続ける馬鹿な妹のことを許してください
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作者名：ミヤビソラ x他1人 | 作成日時：2018年11月11日 17時
