3人の王子様

9話 ページ10

side 瑠唯


ハイサーイ。


って事で何か悩んでいるであろう
可愛い従姉妹の為に一肌脱ごうじゃないか。


久しぶりに会えるー、と楽しみにしてたら

健「何で瑠唯ばっかりAに会いに行くの！
俺も会いたいから着いてく！！！」と

健太にLINEを見られていたらしい。
まぁ、知ってるしいいかと思って
仕方なく健太も誘った(嬉しいくせによう言うわ by陣)


そして、健太と約束をしていた
翔吾までもなぜか巻き込んで一緒に。


このメンツで中目黒歩くことないから
とりあえず遭遇しないようにしたいよね。


って話してたらいつの間にか着いてた。


まぁ、ちょっと違う道を通ったから
正面じゃなくて裏口側なんだけどね。


健「あれ？正面じゃなくていいの？」

瑠「今日は営業してないらしいから
正面からは入れない」

しょご「えっ！？
それ入って大丈夫なんですか？？」

健「それは心配しなくていいよ。
ここ、瑠唯の従姉妹の店だから。安心して」


なんて話を聞き流しながら
ドアを開けて店の中へはいると
カウンター席で頬杖を着いてため息を吐く
Aの姿が。


『はぁ……』

瑠「ため息なんかついてどうしたの？
綺麗なお顔が台無し」

『…あ、瑠唯お兄ちゃん。
それに健太さんも。お久しぶりです。』

健「A、久しぶり。
相変わらず別嬪さんだねー。」

『で、そちらの方は……？』

瑠「同じグループの岩谷翔吾。
健太と約束をしてたっぽいから連れてきた。」

『なるほど…』


とりあえず飲み物入れるから
適当に好きな席座って、と言われて
いつもの大きいソファーが着いている席にした。


しょご「瑠唯さんの従姉妹さん
めっちゃ美人ですね。」

健「分かる。でもあれだよね、A。
〖美〗より〖麗〗が似合う子。」

瑠「そうなのよ。
昔っから綺麗だったけどまた綺麗になってさ。
今でもモテモテよ。信じられない。」

しょご「確かに……
あの顔立ちとスタイルなら芸能界から
スカウトされてもおかしくないですよね。」

健「あれ？翔吾知らないの？
Aって元ミスセブンティーンだよ？」

しょご「えっ！？」

瑠「そうそう。
でも、色々あって辞めちゃったんだよね…
E-girlsの坂東希ちゃんと同じ時期に
ミスセブンティーンやってたの。」

しょご「そうなんですね…」


Aの話で盛り上がってると
なんだかいい匂いが近づいてきた。

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